教職者K

教育について考えるブログ。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

志村けんさんの冥福を祈ります。

志村けんさんが亡くなった。 日本中が悲しんでいると思うが、私も同様に悲しみを感じた一人である。 命の重さは皆同じだと思うが、それでも過去芸能人が亡くなったというニュースの中で一番悲しかった。 会ったこともない人の存在にここまで悲しみを覚えるの…

【レビュー】おしゃべりタッチペンつき!にほんごえいごはじめてのずかん900

いや、ほんとにここ最近はコロナで参っちゃいますよね…。 なんだか全く行動出来ないのでブログ書くこともなかなか…。 なので今回は家にあるものでも紹介してみようかと思います。 今回紹介するのはこちら。 おしゃべりタッチペンつき! にほんご えいご はじ…

【レビュー】心理テクニックを使った!戦略的な学級経営。

先日こちらの本を読みましたので、ご紹介しようかと思います。 心理テクニックを使った! 戦略的な学級経営 作者:阿部真也 発売日: 2020/03/23 メディア: 単行本 4月から学校が始まる予定ですから、少しでも学級のいいスタートが出来る様にするためにも参考に…

コロナが迫ってきている。

ついに私が住んでいる隣の市町村でも新型コロナウィルスの感染者が出た。 その市町村ではすでに新学期のスタートを4月20日に決定し、約1ヶ月遅れで学校を再開させると発表したのだった。 これまでどこか他人事だった私だが,急に緊張感が増した感じである。 …

【書評】「罪の轍」を読んでみた。

先日こちらの本を読んだのでご紹介したい。 罪の轍 作者:英朗, 奥田 発売日: 2019/08/20 メディア: 単行本 奥田英朗は私の大好きな作家であり,その作品は全て目を通している。この人の作品は本当に何を読んでも面白いのである。 よって今回も例に漏れずチェ…

人事の時期。

さて、新聞にて人事異動が発表された。 今年私に関しては異動はなし。 ただ、異動に伴ってこれまで経験のない業務が自分に降りかかって来そうで怯えている。 内示の時は1人ずつ校長室に呼ばれて来年度について説明を受けるわけだが、校長室から出てくる先生…

好きな図形の話。

突然だが,皆様には好きな図形ってあるだろうか。 三角形、四角形、台形、平行四辺形… 世の中には色々な図形があるわけなのだが,ここ最近の私は、「ルーローの三角形」なるものにたまらなく愛おしさを感じている。 親しみを込めてここでは「ルーロー」と呼…

卒業生のメッセージから考えたこと。

毎年卒業生からは卒業の際にメッセージカードをもらうのである。 私も2クラス担当していたので、今年はその子達からメッセージをもらった。 私へのメッセージとしては授業の感想として 「授業が面白かった」 「分かりやすかった」 がほぼ8割を占めていた。 …

「めんどくさがりなきみのための文章教室」を読んでみた。

「文章が書けない…」 そう悩む人は多いだろう。 そんな皆様に,先日こちらの本を読んだので紹介したい。 めんどくさがりなきみのための文章教室 作者:はやみねかおる 発売日: 2020/03/05 メディア: 単行本 新聞の広告で目がとまり,気になったので買ってみた…

みんな新聞読もうよっていう話。

NIE

来週から一時的に生徒が登校してくる。 保護者からも休み中に何かやるものが欲しいとの要望の声が多く,私の学校でも生徒が登校してきた際に宿題を渡すことになった。 プリントをまとめたようなものを出すわけなのだが,ここで何を出すかが難しい。 多くの先…

最近の子達から考えた昔の話。

春休み中はたまに巡回を行っている。 ゲームセンターや商業施設など,休校を利用して生徒達が非行に走っていないかを確認するためである。 いろんな子達がいるのだろうが,私のいる地域の子達が出歩いている姿はほとんど見ない。みんな不要不急の外出は避け…

育児はつらいよ。

アフロ田中の6巻を読んでいたのである。 結婚アフロ田中 (6) (ビッグコミックス) 作者:のりつけ 雅春 発売日: 2020/02/28 メディア: コミック 最新号では田中も父親となり、育児生活が描かれる。 「結婚してしまってから、アフロ田中が面白くなくなった」 「…

ピロリ菌の検査のすすめ。

最近ピロリ菌の検査を受けたのである。 先述してきたように体は最も投資すべきものである。時間に余裕があるうちに受けておこうと思った。 きっかけになったのは昨年読んだこの本。 ピロリ菌やばい ([テキスト]) 作者:堀江 貴文 発売日: 2018/04/30 メディア…

投資と消費について。

さて,昨日の続きである。 先述したとおり, 投資=貯蓄 という計算式が成り立つので,企業側の人間である本田圭佑氏や堀江貴文氏が「貯金は悪」というのはある意味で正しいと考えられるわけである。 では一般のサラリーマンはどうなのかを考えてみたい。 サ…

貯金は悪なのか。

さて、経済を回すことが非情に重要な時期である。 中学校公民では金融のことを「血液」に例えて説明したりするのだが, まさにその通りで,今経済活動を止めたら血液を止めた体の部位が壊死してしまうように,会社がぼろぼろと倒れていくことだろう。 しかし…

雪国を読んでみた。

最近初めて川端康成の「雪国」を読んだのである。 雪国 (新潮文庫) 作者:康成, 川端 メディア: ペーパーバック なぜ今更これを読むのか。 それは知識のある人たち,頭の良い人たちが,このような古典を 共通言語のように使ってくる ことに気づいたからである…

昨日はホワイトデー。

部活にハマって家庭を壊す教員は多い。 なぜか。 それは部活が面白いからである。 やればやるほど子ども達は上達する。試合に勝てるようになれば周囲から感謝され,評判も上がる。そうやって指導者側も自分の自己肯定感が高まる。それが部活である。 一方で…

今日はホワイトデー。

ー前回までのあらすじー ジャニーズだらけの中に与沢翼が乱入してきたのだ! (※話の流れわからない方は昨日の記事をお読みください。) さて,続きである。 突如乱入してきた与沢翼の存在により,場は混乱を極める。 私はこの次点ですでに負けを確信してい…

明日はホワイトデー。

明日はホワイトデーである。 休日に当たるので,男性諸君の中には今日お返しをもっていくという方も多いだろう。 女性は案外そういう時にどういう対応をするのかをしっかりと見ているし,ホワイトデーは男性にとってセンスを問われている機会と言ってもいい…

3月11日に思うこと。

(この記事はツイートやブックマークをしないで頂けると助かります。) さて今年も3月11日という日がやって来た。 私のことをよく知らないまま読んでくださっている方もいると思うので書いておくが,私は今被災県で教員をしている。 震災の後にボランティア…

整理整頓のすすめ。

さて,コロナウィルスで何もできないのでひたすら片付けと読書をする毎日である。 今回は年度末ということもあり,「片付け」をテーマに以下の本を参考にして書いてみたい。 人生を思い通りに操る 片づけの心理法則 作者:メンタリストDaiGo 発売日: 2017/11/…

読書のすすめ。

コロナウィルスで外に出られないわけである。 こんな時こそ読書かなと思い,この2週間で10冊ほど本を購入し読み進めている。 この機会に本を読もうという方も多いだろう。 今回は以下の本を参考にしながら私なりに読書をする上でで大切だと考えていることを…

子どもをどういう目で見ているかっていう話。

保護者から「休校中に子ども達が自分達の好きなことばかりして全然勉強しない」という相談を受けたので,「そのお子さんの『好きなこと』がたまたま5教科に選ばれなかっただけかもしれませんよ」とアドバイスしておいた。— ゾウにまたがりバッタをとる。 (@s…

今年の卒業式の話。

さて先日は卒業式だったのである。 コロナのために異例の対応となった今年の卒業式。 備忘録として私が感じたことを書いておきたいと思うーーーーーーーーーー。 私がいる学校では卒業式の参加者は卒業生と教職員のみ。 保護者は子ども達の義務教育の最後の…

日本の教育はどこがダメなのか?

最近この本読んでたんですけど。 公教育をイチから考えよう 作者:リヒテルズ 直子,苫野 一徳 発売日: 2016/10/20 メディア: Kindle版 これオススメです。 日本の教育の問題点や今後の可能性をオランダの教育との比較をしながら浮き彫りにしている一冊。 (Ki…

自分が覚えている授業を書いてみる。

休校になって学校の大事さみたいなのが再確認されているじゃないですか。 だから改めて, 個人で勉強することと学校で学習することの価値ってのは何が違うのか っていうのを見つめ直すいい機会なのではないかと個人的には思うんですね。 そして同時に、そこ…

NIEについて考えてみる。

昨日の記事で 「学校にもっと新聞を活かしたい」 と思っている旨を書いたんですけど。 それでこの本読んでいたんですよ。 いつでも・だれでも・どこでもNIE 楽しく気軽に出来る授業づくりのヒント 作者:碧南市立西端小学校 発売日: 2017/08/29 メディア: 単…

新年度はNIEをやってみたいと思っているっていう話。

休校でわりかし時間あるんで,来年は何をやろうかなって考えてたんですよ。 最近面白そうだなって思ってるのが, NIE(Newspaper In Education) ってやつなんですよね。 ようは「教育に新聞を活用しましょう」っていうやつなんですけど。 気になったのはこ…

厳しい先生と優しい先生の役割分担は必要なのか?

前回のこのツイートにも関連するんですけど。 学校の教員には「子どもを統率して、ビシッとした集団を作ることに生きがいを感じてるタイプ」と、「子供の主体性にある程度任せて、伸び伸びやらせたいタイプ」がいる。振り返ってみると、今年の学年スタッフは…

教育界にある2つの対立について。

先日Twitterにこう書きまして。 学校の教員には「子どもを統率して、ビシッとした集団を作ることに生きがいを感じてるタイプ」と、「子供の主体性にある程度任せて、伸び伸びやらせたいタイプ」がいる。振り返ってみると、今年の学年スタッフはみんな前者で…