さて,昨日の続きである。
先述したとおり,
投資=貯蓄
という計算式が成り立つので,企業側の人間である本田圭佑氏や堀江貴文氏が「貯金は悪」というのはある意味で正しいと考えられるわけである。
では一般のサラリーマンはどうなのかを考えてみたい。
サラリーマンの場合,お金を使うという行為がすべて投資になるわけではなく、それは消費かもしれないのである。
では,何が投資で何が消費なのか。
そこは基準があいまいであるので,自分の中で軸をもつしかない。
「ブランド人になれ!」の著者である田端信太郎氏は
「いつか自分に返ってくるものは投資」
と軸を決めているようである。
サラリーマンであったら,使ったお金によって昇進につながり,給料が上がれば,それは投資だったと考えられるだろう。
ちなみに私みたいな公務員の場合,能力は多少給与に反映されるが,基本的には年功序列で何もしなくても給料は上がり続けるわけである。
なので,この場合最も大きい損失とは
「辞めてしまうこと」
だと考えている。
よって私は心身の健康維持に関することについては「投資」と捉え,積極的にお金を使っている。
最近買った折りたたみ自転車としては高めの5万円である。(奥さんには1万8千円だったと報告したが,それでも高いと怒られた。)
ちなみに以前乗っていたロードバイクは24万円である。
自転車にそんなに金を掛けるのはアホかと思われるかもしれないが,私が気に入ってたくさん乗れば,それは健康につながる。これは投資なのだ。私の中で車よりも自転車に金を掛けることの方が合理的なのである。
また本を読むことにも金を掛ける。知識がないことが心の健康を保てない要因になることがあるからだ。
では反対に消費とはどんなものか。
最近私は,コロナウィルスを機に酒をやめている。
海外でも酒がやめられず,ホームステイ先の寺でも隠れてコソコソ酒を飲み続けていた煩悩まみれの私が今酒をやめているわけである。
というのも,ここ最近ブログを書いていて思ったのだが,酒を飲んでしまうと,
「本が読めない」
のである。
これが致命的なのだ。毎日何か書く上で,飲酒が急ブレーキをかけていることに今更気づいたわけである。
もちろん「酒を飲むこと」自体が悪いわけではなく,それが投資になることもあるだろう。
例えば,酒の席でしか聴けない面白い話だってあるだろうし,そのコミュニケーションが重要な場面だってある。
日本酒やビールを数種類買ってきて飲み比べてブログやYOUTUBEで紹介したら,それがビジネスにつながるのかもしれない。
私も今は飲み会が全くない状況なのでやめているわけで,今後は人と飲む時以外はやめるなど,臨機応変にいこうと思っている。
だから、個人のサラリーマンのレベルで見て何が投資で何が消費なのかは結構曖昧な話なんじゃないかと思うのだ。
でもだからこそ,出来るだけ消費を投資に変える努力をすることが大事なんじゃないかと思っている。
経済活動が大事な時だからこそ,メリハリをつけてお金をどんどん使い,経済を回すことに貢献していきたい。