教職者K

教育について考えるブログ。

ピロリ菌の検査のすすめ。

最近ピロリ菌の検査を受けたのである。

 

先述してきたように体は最も投資すべきものである。時間に余裕があるうちに受けておこうと思った。

 

きっかけになったのは昨年読んだこの本。

ピロリ菌やばい ([テキスト])

ピロリ菌やばい ([テキスト])

  • 作者:堀江 貴文
  • 発売日: 2018/04/30
  • メディア: 単行本
 

ピロリ菌の怖さについてわかりやすくまとめられている。

 

この本を読んでから,出来れば早く検査を受けたいと思っていたのだ。

 

ピロリ菌は胃がんの原因にもなると言われている。 

 

ピロリ菌に感染していない人の10年でのがんの発症率が0%に対し,感染している人は2.9%になる。

 

さらに胃潰瘍や十二指腸潰瘍になった患者の90%がピロリ菌に感染しているという。

 

つまり,ピロリ菌は胃の様々な病気を引き起こす原因と考えられているわけである。

 

ちなみにこれ,上下水道が十分に普及していなかった上の世代で高い感染率になると考えられているようである。

 

ちなみに私,

 

 

途上国で水道水をガブガブ飲んでいた

 

という過去がある。

 

水道水は飲まず,ペットボトルの水を買うように指示されていたが,灼熱の太陽のもとでスポーツ指導をしていたので,もはや面倒になっていた。現地人も気にせず飲んでるし,別に大丈夫だろうと思ったのである。

 

更には,去年受けた胃がん検診でも「胃炎」との診断が出た。

 

ピロリ菌検査を母親も弟も受けていたようだが,2人とも陽性だったらしい。

 

なので,まず間違いなく私も陽性だろうという観測を立てて病院に行ったわけである。

 

検査では初めての胃カメラを経験したがこれがつらい。とにかくつらかった。

 

鼻から管をするすると流し込むように入れられる。気分は星田徹(旧ほっしゃん)である。

 

女性の看護師に見守られながらそれをやるのだが,なんとも恥ずかしいのだ。

 

唾が飲み込めないので唾はだらだら。更にゲップが出る。

 

しかも,当たり前だが胃の中まで見られる。私だって自分の胃を見たことがないのに。初めて経験するタイプの羞恥プレイである。

 

カメラは胃に空気を当てながらゆっくり進む。

 

唾を飲み込めないので,横向きで寝たままだらだらとそのまま垂らしていく。

 

「唾飲み込まないように気をつけてくださいね」

 

「げぇえええ〜っぷ」

 

そんな間抜けな返事をしながら胃の中を撮影していった。

 

胃カメラのあとは,薬を飲んで15分待つ。

 

暇だったので,ベッドに腰掛けて今村夏子著『むらさきのスカートの女』を読んでいた。

 

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

  • 作者:今村夏子
  • 発売日: 2019/06/07
  • メディア: 単行本
 

 

むらさきのスカートの女を読む『鼻にカメラを入れていた男』である。

 

その後は袋に息を吹き込む。吐き出された呼気をもとにピロリ菌の感染を調べる尿素呼気試験を行った。

 

 

検査の後は診察で医師からの説明を受ける。

 

初めて自分の胃の中の様子を見たが,入り口の部分がしっかり赤くなっていた。胃炎である。

 

私は図太いと思われがちだが,これでも案外神経質なのかもしれない。みんな今後は私には優しく接して欲しい。

 

 

ちなみに先日病院から電話がかかって来て,検査結果が出た。

 

検査の結果、

 

 

 

 

 

陽性

 

 

とのことである。

 

驚きは特になく,そりゃそうだろと思った。ヒントもらいまくって答えるクイズのようなものである。

 

ということで,ここからは継続的な除菌治療に入る。

 

胃がんは日本人に多い病気で,山本KID氏も胃がんを原因に若くして亡くなっている。

 

少しでもリスクを減らすためにも,ピロリ菌検査は大事では無いだろうか。

 

私もしかしたら…という方にはおすすめしたい。