教職者K

教育について考えるブログ。

整理整頓のすすめ。

さて,コロナウィルスで何もできないのでひたすら片付けと読書をする毎日である。

 

今回は年度末ということもあり,「片付け」をテーマに以下の本を参考にして書いてみたい。

 

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

 

 

なぜ片付けが大事なのか?

そもそもなぜ片付けが必要か。それは初速を上げるためである。

 

教員の中で最も多い時間のミスは多分,

 

「あのプリントがない!」

 

というやつである。

 

生徒達の大量のプリントを扱う上に,さらにそれ以外の書類もどんどん机上に置かれていく。

 

整理しなければあっという間にプリントの海となり,本当に必要なプリントが取り出せなくなる。

 

人間の判断力は選択するほどに落ちていくので,「どこだ?」「ここかな?」と考えて選択しているうちにパフォーマンスが落ちるのである。

 

ただでさえ多忙な仕事なので,少しでも机周りを綺麗にして,初速を上げる事が効率化の第一歩なのである。

基本は基準を決めて捨てること。

片付けを私もこれまで何回かやってきたが,やはり「捨てる」に限る。

 

場所を変えたり,並べ替えたりするだけではやはりすぐに限界が来る。

 

それよりもとにかく取捨選択して捨てて,総量を減らすに限るのである。

基準を決める

そして捨てる際に大事なのが「基準」である。案外これが曖昧で「また使うかも」と思ってしまうから人は捨てられない。

 

だからこそどこで線を引くかが重要なのである。

 

私の中では以下のようなものを基準線としている。

 

・重複していないか

・本当に使うのか

・この1年で使ったか

 

他にもダイゴさんの本の中にある基準がとても分かりやすいので引用したい。

 

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私にはこれらがとても分かりやすく,こんまりさんの「ときめくかときめかないか」よりも自分の中でしっくりきている。

 

これらに従って整理してみた。

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15分ほど上記の基準でいらないものを捨ててみたが,とりあえずここまで減った。案外使ってないものばかりである。

仕組み化する。

そしてトヨタの5Sによれば,それが仕組みになるようにすると良いとしているのである。

 

例えば教室にテープを貼って,「ペンはここだよ」と書いてあれば生徒達はそこに返すようになる。

 

つまり,自然に整理される仕組み作りが重要であるということである。

 

教員の場合は書類の整理が非常に重要である。

 

よって私は2つのバインダー(A・B)と足元に一つのボックス(C)を用意している。

 

A すぐ必要になるもの(コピーするもの)

B すぐではないが,いずれ必要になるもの

C 必要ないもの

 

とわけ,プリントをもらったら3択で判断してどこかに入れる。

 

Bは時折見直してAに入れる。そしてCは年度末にまとめて処分である。

職員会議後に見直す

それでもやはり定期的な情報の見直しは重要である。

 

私は職員会議後,つまり情報がアップデートされたあとに,一度プリント類を整理すると決めている。

 

そうやって「いつ見直すか」までを考えれば更に仕組み化が出来る。

 

Bの中から必要なものをファイリングすることもこの時に行なっている。

衣替えはしない

最後だが,これは職場というよりも家の話だが,衣替えはしない。

 

この時期衣替えということで,冬服と夏服を入れ替えている家庭もあるだろうが,そもそも入れ替えなければならないほど服があるというのは多すぎだと言える。

 

私は以前妻に言われて初めて衣替えなるものをやったのだが,洋服をひっくり返してパッキングしていく作業がこんなにも大変なのかと初めて知った。あまりに労力が大きく,費用対効果に見合ってないと感じたのである。

 

なので、今では何か服を買ったらどんどん捨てるか売ってアップデートし,本当に気に入ったものだけが残るようにしている。

 

ということで今回は片付けについて書いてみた。

 

この時期片付けることも多いので,皆様の参考になれば幸いである。

 

本日も読んでくださり,ありがとうございました!