教職者K

教育について考えるブログ。

もしも顧問がグレッグ・マッキュイーンのエッセンシャル思考を読んだら。

どうも大仏です。

 

大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter

 

先日こちらの本の紹介をしたんですけど。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

この本,単に仕事だけじゃなくて部活指導にも活かせるなって思ったんですよ。

 

っていうのも

 

「最小の時間で成果を最大にする」

 

っていうエッセンシャル思考の考え方はまさしく時短部活で勝ち上がろうとしている私の目指しているものに近いわけなんですね。

 

ということで,エッセンシャル思考を自分の部活指導にどう応用していくかを考えてみようかと思いますーーーーーーーーーーーーーーー。

 

 

エッセンシャル思考ではあれこれ全て頑張ろうという考え方を脱却して

 

 

「手を出さない判断」

 

をする考え方なわけなんですね。

 

 

なので,私はバレーボールという競技を教えているわけなんですが,この競技の中の何に「手を出さないか」を考える必要があるわけなんです。

 

色々考えてまず,私が手を出さないでみようと思ったもの。それが,

 

ネットを張ること

 

です。

 

バレーに絶対必要なネットをここ最近張っていません。

 

というのもそもそも練習時間が短い上にネット張っているともう時間が全くないんですよね。

 

なのでまずはネットを張ることから手を引いてしまおうと考えたわけです。

 

私が見ている子達はほとんど初心者なので,正直ネットがなくても十分レシーブの練習はできますし,

 

ネットがあるとどうしても身長がない子はスパイクがネットを超えませんから,いつまでも打つ感覚を覚えられないわけです。

 

だからネットの無いところで打たせた方が感覚は掴めるんじゃないかと。

 

一時間練習時間あったらネット張るのに15分はかかりますから,この一手間をまず無くして,その代わりにみっちり一時間フルに動くことに力を入れようというわけです。

 

 

そして次に無くそうと思っているのが,

 

 

コンビネーション。

 

 

バレーボールでいう「Aクイック」とか「Bクイック」とかっていうちょっと速い攻撃のやつですね。

 

あれも最初から諦めようかと。

 

というのもコンビを合わせるのって時間かかるんですよね。特に初心者にはなかなか難しい。ミスも出る可能性が高まります。

 

なのでひたすら高〜いトスをあげてガンガン打っていくスタイルのバレーをしようかと思っているわけです。

 

 

そしてエッセンシャル思考では同時に

 

トレード・オフ(代償リスク)

 

を考える必要があると言っているんですね。

 

つまり

 

その選択によって何を失うのかを考えなければならない

 

と。

 

またそのリスクをどうケアしていくのを考えておかなければなりません。

 

例えばネットを張らなければ,準備の時間は無くなりますが,子ども達はコートの感覚を掴めないし,ネットを使ったプレーが上達しないというリスクがあります。

 

しかし,ここは土日の練習の時間のある時にサーブやフォーメーションなんかのネットが必要な練習を集中して行うことで補っていこうかなと思っているわけです。

 

またコンビネーションを諦めると相手はどこから打ってくるのかバレバレですから,

 

ミスがでない代わりに点数がなかなか取りにくいというデメリット

 

もあるわけです。

 

ただ,そこについては体育館が使える日が週3日しかないので,それ以外の日にはトレーニングをしっかりやってパワー勝負が出来る様に補おうかと。

 

あと前も書いたように,

 

自分たちで考えて技を作っていいという自由時間を確保しています

 

(その記事はこちら↓)

  

suno200002000.hatenablog.com

 

 

ここはもう選手だのみなんですけど,何かその中から新しい物が生まれてくるのを待っているわけなんですね。

 

ということでエッセンシャル思考を取り入れながらこんな感じでチーム運営を考えているわけです。

 

果たして最小の練習で最大の成果は得られるのでしょうか。

 

また変化があったら報告しまーす。