白眉最良

中学校教員が書くエッセーのようなもの。

2025-01-01から1年間の記事一覧

生成系AIは子育てを支える「第三者」になりうる。

生成系AIは子どもを評価する道具ではなく、親子関係を守るための“第三者”になり得る。 そう感じる出来事があったので書いてみます。 子どもの冬休みの宿題をめぐる問題 生成系AIは子供の宿題を補助する場面でも転用が可能 生成系AIによるフィードバックをも…

『国宝』を観たら、才能か努力かを考えさせられた。

年末は義父と映画を見に行くのが最近の恒例になっています。 子どもを預けてようやく見れたのが「国宝」。 kokuhou-movie.com 3時間もある映画をせっかく見たので感想まで書いておきたいと思います。 (※本記事はネタバレ内容を含みます) 映画のテーマの一…

生徒会が弱い学校で、学年から何ができるかを考えてみた。

冬休みに入りましたが、最近は来年の構想を考えています。 なぜこの時期から考えるのかといえば、あとから大きな取り組みを入れるのは不可能だからです。最初のうちに構想を固めておかないと学年のスタッフにもビジョンが伝わらず、スムーズに学年がスタート…

言葉は人の背中を押してくれる。

今から10年近く前、私は教員として初めて卒業生を送り出しました。 当時書いた文章を、今あらためて読み返すと、自分がなぜ「言葉」にこだわり続けてきたのかがよく分かります。 以下は私の前ブログ寺と大仏と私に書いていた内容です。 2016年3月29日 (火) 3…

【実践記録】冬休み前の集会で私が生徒に話したこと ―部活と学年、それぞれに伝えたメッセージ―

冬休み前に生徒に伝えたことを書いてみます。 部活動|『出来ない』という思い込みを壊す 学年集会|向かい風を追い風に変える話。 終わりに。 部活動|『出来ない』という思い込みを壊す 冬休み前の最後に伝えたかったこととして「今年一年の健闘を称える」…

【保存版】「明日から話せる」教員のための心に残るスピーチの作り方完全ガイド

※本記事は、学年集会・全校集会で話す機会のある教員向けに、スピーチの考え方と実践例を整理したものです。 この記事を読むと、 ✔ どんな集会スピーチでも自信を持って話せます。✔ 子どもに残る言葉を設計できるようになります。 是非読んでいただけたらと…

スピーチに「即興感」を生むために、私が意識していること

人前で話すとき、面白さや心に残るかどうかを分けるのは即興感があるかどうかだと思っています。 M-1を見ていて思ったのですが、人前で話すときにはその即興感というのはとても大事であるように思います。 漫才をやっている人たちも基本的には台本があって、…

【中学生向け】冬休み前の集会で話すことがない時の“実践スピーチ案”

※本記事は【中学校の学年集会】を想定しています。 冬休みに入る前にどんなスピーチをすべきか迷う先生もいるのではないでしょうか。 今回は特に、学年集会や終業式でスピーチを任されている先生向けに書いています。私の冬休み前のおすすめのスピーチ(プレ…

「話が面白い人」に共通する力――抽象化という知的技術

最近読んだのがこちらの本である。 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書) 作者:三宅香帆 新潮社 Amazon 読書のプロである三宅香帆氏がどのように本を読んでいるのか、そのポイントをまとめた一冊。 本書によると、それは五つの技術から成り…

きっと明日は良い天気。

今年一年を振り返った時に我が家にとって娘が不登校になりかけ、学校に行けなかった経験は本当に大きかった。 我が子がまさかこんなところで躓くとは。それに、あの頃は「このまま学校に行けなくなるのでは」と本気で考えていた。 最近の登校は落ち着いたが…

指導を見直すために、まず言葉を見直すべきだと思った話。

最近気になったニュースがこちら。 https://kahoku.news/articles/20251216khn000077.html ある高校の野球部が「盗む」「殺す」「刺す」と言った野球で使われる用語に疑問を持ち、用語の改革の必要性を訴えているもの。 読んでいて、私は教育者という立場で…

今年を振り返って反省を書いておこうかなと。

さて今年の初めにこんなエントリーを書いていました。 この観点に基づいて今年一年を振り返ってみたいと思います。 ①スパイスとワインを楽しむ ②読書の継続 ③自然と触れ合う ④大阪に行く ⑤リコネクト ⑥オーダーでスーツを作る。 ⑦プロジェクト型学習に取り組…

学級委員シャッフルについて。

最近学年でやったのが「学級委員シャッフル」です。 クラスっていうのは知らず知らずのうちに文化が形成されているんですね。 その差異というものに、授業で横断している教員は気づけるんですが、生徒自身は気づけない。でも学年主任という立場からすると、…

忘年会のスピーチで話した、うちの娘と先生の話。

職場の忘年会がありまして。今忘年会の帰りにこの文章書いてるんですけど。 忘年会の中で急にお題もらってスピーチを求められたんですけど、そこで話した内容が割と評判が良かったので書いておきます。 ちなみにスピーチのテーマは「来年負けたくないと思っ…

最近Amazonで買ったものの話(2025)

さて、最近買ったものの紹介です。 Amazon Fire TV Stick HD | 大画面でフルHDの楽しさを簡単に | ストリーミングメディアプレイヤー Amazon Amazon まずはこちら。AmazonのファイアスティックTV。 これ挿せばテレビがスマートテレビになって、YouTubeでもネ…

子供の身長の伸ばし方

さてこれまで書いてきたように、私はバレーやって来たこともあって身長ってものに結構悩まされて来たんですね。 そこで最近見ていたYouTubeで、「子供の身長は伸ばせる」と断言しているお医者さんの動画を見たので本を読んでみました。 身長先生式 子どもの…

最近読んだ本を2冊紹介します。

備忘録がわりに最近読んだ本について書いておきます。 お金のむこうに人がいる――元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門 作者:田内 学 ダイヤモンド社 Amazon まずはこちら。元ゴールドマンサックスのトレーダーだっ…

怖がらせる指導が無意味な理由。

最近この本を読んでいました。 失敗の科学 作者:マシュー・サイド ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 医療事故、航空機事故といったあらゆる事故の原因を調べて失敗をどう防ぐかを研究した一冊です。 学校という場所もミスが許されない場所なので、参…

自分で選んだことに文句はつけられない。

さて最近地域学習をやったので、その感想を書いておこうと思います。 今回やったのは社会科の学習で、自分たちでテーマを設定して、そのテーマに基づいて地域を調査して回り、最終的にオリジナルマップにまとめるというものでした。 そして私はこの中で「誰…

子育てにおいて父親は何をすべきなのかっていう本を読んだのでまとめ。

さて最近こちらの本を読みまして。 父親ができる最高の子育て 作者:高濱正伸 ポプラ社 Amazon 備忘録として、勉強になったところを引用しておきます。 アメリカのハーバード大学が2013年「何が人を幸せにするか」という調査結果を出しました。75年をかけ、26…

部活はもう勝てなくて良いという呪い

最近部活の地域移行に伴って学校全体の部活に対する熱量は下がる一方なんですね。 これまであった部が地域移行に伴ってどんどん廃部になっている。 それに最初から「もう勝つことは目指さない」「楽しくやる」みたいなことを目標にしている、ゆるい部もちら…

【感想と要約】社会は静かにあなたを呪う

今回は、鈴木祐さんの『社会は静かにあなたを呪う』という本を読みましたので、その要約と感想を書いてみたいと思います。 社会は、静かにあなたを「呪う」 ~思考と感情を侵食する“見えない力”の正体~ (小学館クリエイティブ) 作者:鈴木祐 小学館 Amazon …

4人以上の会話はどう乗り越えるのかっていう本を読んだぞっていう話。

人との会話が苦手だという人は多いんじゃないでしょうか。特に大人数での会話が苦手だという人もいると思います。 今回は「なぜ4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか」というテーマの本を読んだので、その中から勉強になった部分を紹介したいと思…

ギフテッドの子供達にはどのように支援をしていくべきなのか。

今回は、ギフテッドの子どもたちにはどのような支援が有効なのかということについて書いてみたいと思います。 ギフテッドの子どもたちは非常に能力が高い一方で、育てにくさという課題も抱えています。 実際に不登校になってしまったり、関わり方に悩む親御…

ギフテッドの子どもたちはどのような特性を持っているのか。

ギフテッドの子を正しく理解し、個性を生かす本: 生きづらさを解消するサポートの方法 (心のお医者さんに聞いてみよう) 大和出版 Amazon 皆さんは「ギフテッドの子ども」と聞いて、どのような子をイメージするでしょうか。 おそらく、とてもIQが高い天才のよ…

頭の中のひとりごとをどうコントロールするかが大事だぞっていう本を読んだのでまとめておきます。

Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 作者:イーサン・クロス 東洋経済新報社 Amazon 我々は頭の中で常に独り言を言っているわけですね。 つまり、チャットしているわけです。 これが必…

新車購入でつけたオプション、外したオプション

13年間お世話になった車がついに異音がし始めまして。 「そろそろ修理より買い替えだな…」と車の購入を決断した訳です。 妻の希望もあって新車にすることにしました。 (同じ車種の状態のいい中古がほとんど新車と値段が変わらなかったのもあります) ただし…

現場に立つことの大切さ ― 学年主任になって思うこと

管理職と現場の距離 それでも現場を見る意味 一言の影響力 特に声がけすべき子 主任としての役割 管理職と現場の距離 学年主任になって感じるのは、「現場に立たなくてもよい時間が増えた」ということです。 朝の会や昼休みなど、以前は必ず顔を出していた時…

最近Amazonで買ったアイテム2選

今回は、最近Amazonで購入したアイテムを紹介したいと思います。どちらも日常生活で役立っているので、参考になれば幸いです。 1. BBクリームで肌トラブルをカバー 2. 無印良品のランチカプセルで野菜不足解消 まとめ 1. BBクリームで肌トラブルをカバー 30…

「身近な地域の調査」はちゃんとやるべきだと思った理由

身近な地域の調査の実態 地形図を使った調査の実践 日常の見方が変わる 子どもたちの変化 まとめ 身近な地域の調査の実態 中学校の社会科、また小学校の授業でも「身近な地域の調査」という単元があります。 これは、自分たちの生活圏を実際に歩いて探究する…