どうも大仏です。
大仏先生@ほぼ毎日ブログを書く教師。 (@sunostrism) on Twitter
昨日のエントリーでも書いたわけなんですが,ガイドライン通りでもめちゃくちゃ濃い練習をすれば勝ち上がれると考えていたわけなんですが,なんだかちょっと難しそうなんですね。
じゃあ「練習増やそう」「スポ少登録しよう」となるとそれはオールドタイプの思考なわけで。
それ繰り返していても前には進まないと考えるわけですね。
私の場合部活にすべての時間を注ぐとまず間違いなく三下り半を突きつけられてしまうので、時間がかけられないという事情があるわけです。
そこで次に考えていることなんですが,ニュータイプである私は
遊びを取り入れてみる
というのを積極的にやってみようかと思っているわけです。
(前も書いたけどめちゃくちゃ面白いよ)
この本にもあるのですが、
オールドタイプが生産性を上げる
ことだけを考えるのに対し、
ニュータイプは遊びを盛り込む
と。
これどういうことかというと,
最初に餌までのルートを見つけたアリがいたとして。
その最初のアリが見つけたルート通りに従って歩くマジメアリだけのグループ
と,
道間違えたりするマヌケアリをちょっと混ぜたグループ
でどちらが餌を持ち帰ってこられるか広島大学の研究グループが研究を行ったところ,
後者のマヌケアリを混ぜた方
が持ち帰り効率が高まることが分かっているんですね。
つまり,最初のルートが最短でなかったりする場合があるので,マヌケアリ達が間違えて進んだルートが実は最短だったりして中長期的に見ると効率が上がるようです。
これを企業もうまく使っていると。
Googleや3Mと言った企業は労働時間の15%は自由な研究に投下していいというルールを作っています。
これはそうやって自由に研究したものの中から新しい発見や会社にとって利益を生み出すイノベーションが生まれる可能性があるからなんですね。普通に利益だけ追い求めていたらもったいない時間なんですけどあえてそういう遊びを取り入れるわけです。
だから部活動のニュータイプを目指す私としてはこの遊びをスポーツ指導に取り入れて行こうかと。
具体的にいうと、例えば
「この十五分は何練習しても良い」
という時間を作るとか。
「出来なくてもいいから自分のやってみたい 攻撃の練習をしてみる」
とか。
「ジャンケンで勝った順に好きにポジション決めて試合する」
とか。
そうやってやっていく中で偶然による発見を狙うっていうのがニュータイプの思考なんじゃないかと思っているわけです。
さて、子ども達はどんな偶然を生み出すでしょうか。
また報告しまーす◎