大会に参加してきたんですよね。
クラブチーム主催の大会で公式戦ではないわけなんですけど,生徒達が参加したいというので参加してきたわけです。
結果から先に書くんですけど,
勝てなかったですね。
3試合して一勝という結果でした。
部活って結局スポ少で小学校からやってきた子(経験者)が多いチームが有利なんですよね。(特に女子)
うちは初心者がほとんどなので(経験者は2人),同じようなチーム状況のチームには勝てるけど,経験者が多いチームにはなかなか勝てないという状況なんですね。
かつエースはクラブチームも掛け持ちしているので「この大会はクラブチームの方で出たい」とのことだったので,エース抜きでの参戦になったわけです。
ということでチームとしてはかなり苦しい状況での参加だったんですけど,エッセンシャル思考を意識して練習してみようかなと思って参加したわけです。
この本にあるのですが,
非エッセンシャル思考の人が遊びを軽視するのに対して,エッセンシャル思考の人は遊びを重視するみたいなんですね。
そもそも英語の「SCHOOL」という単語はギリシャ語の「楽しみ」から来ているということもあり,教育に遊びは欠かせないと考えられるわけです。
本の中では遊びの大切さとして以下の3つが書かれています。
①選択肢を広げる
遊びの中で選択肢が広がったり,それまで気づかなかった可能性に気づくことがある。
②ストレスの軽減。
遊ぶことで脳のストレスが軽減される。
③脳の機能を活性化する。
脳の実行機能(計画,優先順位づけ,スケジューリングなど)を活性化する。
またその裏付けとしてコロンブスも,ニュートンもみんなすごい発見は遊んでいる時に見つけていると書いているわけです。
そういう意味で今回の大会はベストメンバーではないですし,公式戦ではないので参加そのものが遊びみたいなものなんですけど,
まず①の選択肢を広げるにつながりましたね。
というのも,
エースの代わりに出た控えの子がものすごく良かった
んですよね。
初心者でまだバレー初めて半年みたいな感じなんですが,ものすごいセンスを感じました。これは発見だなぁと。選択肢が広がりましたね。まだまだ経験は足りませんが,これはもう伸びることを期待してどんどん出して行こうかなと。
また,これは私が出したわけではないんですが,試合の暇な時間にはこんな遊びが大会の運営側から提示されまして。
この一本の釘に10本の釘を全て乗せなさい
っていう課題なんですよ。
普通ならこういう時間も練習してた方が効率はいいわけなんですが,エッセンシャル思考は遊びを大事にする考え方なのでこちらを優先したわけです。
想像してみて欲しいんですけど,
これ
めちゃくちゃ難しい
ですよ。
私もやってみたんですが,無理だろと思いました。
最初から立ってる釘の上に一本乗っけるまでは良くても,2本目からは確実に滑って落ちるわけです。
やじろべえみたいにしようと思って同時に載せてみてもバランスが取れない。
子ども達もあーだこーだ言いながらやるんですけど,全然答えに辿り着けないわけです。
これ絶対不可能だろと思うところなんですけど,実際出来ちゃうんですよね。
出来た瞬間子ども達からは歓声が上がってました。
(答えは最後に載せておきます)
このゲームは私にとっても発見があって。
なんだかチームそのものに思えたんですよね。
最初絶対無理って思えたものが,組み合わせとかアイディア次第で出来てしまう
ってところです。
うちのチームはまだ弱いんですけど,アイディアとか組み合わせ次第でお互いの弱いところ補い合えば不可能だと思える事も出来てしまうんじゃないかなって。
そんな可能性をゲームを通じて私自身も発見できたんですよね。
ということで遊びというのは,単に遊びとしてだけでなく,より鮮烈なイノベーションを起こすためにも重要なのではないかと考えるわけです。
今後も遊びの部分を大事にしながら勝てるチームを目指して指導していく予定です。
さてどうなることでしょうか。
また報告しますね!
ちなみに先の問題の正解はこちら↓
本当にアイディア一つで大きく結果が変わるってあるもんですね。
本日も読んでくださりありがとうございました!