なんでしょうね、転勤してからやたら頭使うというか。
もっと言うなら自分てこのままじゃやばいと思うことが多いんですよね。
例えば部活については全く経験がないので、高校の専門で競技やって来た先生がついでに中学生も面倒見てくれてるんですけど。
驚いたことに、
メニューが全部英語
なんですよ。
子どもたちはその先生が作った英語のメニュー表を見ながらどんどん練習を進めていきます。
これは英語の勉強をする
という狙いもあるようですが。
それ以上に
課題を理解するために子供達がコミュニケーション取る必要がある
っていうところに狙いがあるんですね。
どうしたって分からない用語が出て来ますから、そこについてはみんなで話し合う必要がある。
そして、そういう時に既にそのスタイルで経験して来た上級生が教える側に自然と回る訳です。
スポーツの技能が高くない子でもこういう場面で人の役に立てれば自己有用感につながりますから、これは実によく出来た仕掛けです。
そして実はこれ、私も思いついたことがあったんですけど。
でも、自分の英語能力が追いつかなそうで、自信無くてやらなかったんですよね。。
だから実際やっちゃう人って凄いなって。
そしてこれをやってるその先生っていうのは、英語科では無く、数学の先生で。
それでいて私より年下ですから、こりゃ凄いなと。
こういう風に周りの先生達の能力の高さに圧倒されてしまう場面が結構あるんですよ。
学年主任の先生は年度が始まるとすぐに、子供1人ずつ面談をはじめています。
手間もかかりますし、これはかなり大変な作業なんですけど。でもしっかり計画立てて着実に進めてるんですね。
そしてミーティングをする際に生徒は先生に一枚プリントを出すんですね。
『私は「 」について「 」だと思うんですけど、先生はどう思いますか?』
生徒達はこれを埋めて主任との面談に臨むわけです。
これがもう子ども達の書く内容がめちゃくちゃレベル高い訳ですよ。
進学校ですから、アート、数学、哲学、経済なんかの話題を生徒は切り出して来るんですけど。
主任もどんな球来ても打ち返す自信があるんでしょうね。(W大出身のスペックの高さをさりげなく見せてくるわけですよ。)
それでいて、子ども達の興味関心なんかも分かるという良問になってるわけです。
(私がやったら多分ほとんどの問題でボケて誤魔化すでしょう。)
隣のクラスの先生は発問2つでものすごく子どもたちが盛り上がっていたんですけど。
東大の入試問題で授業やってるわけです。
(こういうの喜ぶ子たちなんですよ。普通の問題じゃもう満足出来ないんですね。)
だからここの教員は気持ちだけじゃやっていけないなって。
勉強してないと子どもからも教員からもすぐに不勉強を見抜かれちゃうんですよね。
やりたい事を実現するための能力を持った人たちに囲まれてる状況っていうのはかなりありがたいですし、本当に毎日勉強になるんですけど。
でも、改めて
なんでここに来ちゃったのかな?
って思うというか。
周りの教員のレベルが高くて自信無くすっていう初めての経験をしてるわけです。
そしてその反面、こういう場を与えられるのを待ってたなって思うんですよ。
毎日ワクワクしてますよ。まだ成長出来るわって。
ま、頑張ります。
すごい教員になりますんで、まぁ見ててください。
(このブログをみなさんには「島耕作」みたいな気持ちで見ていただいて。私の成長を楽しんでいただけたらと思います)
本日も読んでいただき、ありがとうございました!