教職者K

教育について考えるブログ。

教員の実力は〇〇に出る。

f:id:suno200002000:20220207063714j:image

 

学校では卒業式が近づいて来ていてですね。

 

卒業生達を送り出すための準備がいたるところで進んでるんですけど。

 

この時に卒業生のために多くの学校で教員が出し物やったりするんですよね。

 

そしてこれ、意外と教員の実力が問われるところなんじゃないかと思ってるんですね。

 

何故ならこれは余裕がないとできないからです。

 

日頃から授業やら部活やら生徒指導やらでとにかく教員は忙しい。さらにそこに出し物の準備となると、かなりの負担感がある。

 

だから、余裕がある人でないと力をかける事ができません。

 

例えばうちの職場にものすごく有能な若手がいるんですけど。

 

彼は仕事中にすごく楽しそうに送る会で流す動画をずっと準備してるんですよね。(言ったら授業の用意してるの見たことないくらい笑)

 

そしてこれがやっぱり手が込んでいて面白い。

 

ただ、それが出来るのも、日頃の授業を計画的に準備したり、生徒指導が出来ているから余裕があるから出来る訳ですよ。

 

このように、日頃の業務に余力を残せるくらいの人でないとこだわりのあるものは作れない訳ですね。

 

さらにこれは教員同士のチームワークが問われる問題なわけです。

 

先述したように、ただでさえ現場は忙しいですから、

 

「余裕がないから、他の人にお願いしたい」

 

「そもそもやらないといけないのか」

 

と言い出す人は必ずいるんですね。教員と言っても能力はそれぞれですから。

 

だからそういう意見を踏まえた上でどういう出し物をするのか。

 

嫌がる人も巻き込めるような交渉の上手い人が学年の中にいるのか。

 

これはチームとしての生産性、コミュニケーション能力が問われる場とも言えるわけなんですね。

 

そして、意外とそれが露骨に現れる場って他にないんですよ。学校の教育活動は殆どが子どもを介して行われますし、先生たち同士の関係だけで成り立つものっていうのは日頃公開されませんからね。

 

だからこの卒業に向けてやる出し物っていうのは教員の色んなスキルが問われるすごく難しい場な訳ですよ。

 

なので、今後はそういう目で見てみるのも面白いと思いますよ。それぞれのその学年におけるポジションがよく分かったりもしますからね笑

 

ということで、卒業も近づいて来てますから、私も私に出来ることを頑張りたいと思います。

 

さてさて今年は何をやりましょうか。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!