教職者K

教育について考えるブログ。

教師王選手権

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BSで色んな技能職の選手権みたいなのやってましてね。

 

鳶職とか回転寿司職人さんとかが出て、その技能を競うんですけど。

 

回転寿司職人さんの場合は、規定の握りの美しさを競ったり、グラム通り切れてるか見られたり、お客さんへの説明の分かりやすさなんかで採点して、チャンピオンを決める訳です。

 

技能の向上をはかったりする意味でこういうのの、教員バージョンがあったらいいなって思ったんですよね。

 

というのも真面目にやってる先生達がほとんどですけど、どうしてもテレビだと不祥事とかばっかりが取り上げられますからね。

 

だから教員のプロの技能に目を向けてイメージの向上をはかるって意味でも「教師王選手権」を文科省主催でやったらいいんじゃないか、

 

っていうのが私の正月のしょうもない妄想なんですよね。

 

この教師王選手権なんですけど、まず最初は書類審査からですね。

 

これはですね、子ども・保護者10名からの推薦文を必要としましょう。

 

やっぱり日頃接している子ども・保護者達が自信をもって推せる先生ってのが信頼出来ますからね。

 

忖度なしの目で見てもらって、全国からスーパーティーチャーを推薦してもらう。

 

そして集まった先生達を対象に行う1stステージは

 

「モチベーションアップシチュエーションテスト」

 

です。

 

というのも、モチベーションを与えるっていうのが、AIには出来ない人間ならではの技能ですからね。この技能を問うテストをしましょう。

 

出場者達はボックスから一枚引いて、その状況に応じたスピーチを行います。

 

・受験に向かう生徒へ

・明日の体育祭に向けて一言

合唱コンクールで負けて落ち込む生徒達への言葉

・卒業する生徒達への言葉

 

先生達が即興で考えた言葉を審査員によって採点し、セカンドステージ進出者を決めます。

 

そして勝ち進んだ先生達によって行われる2ndステージは「トラブル処理」です。

 

学校というのは、必ずトラブルが起こりますから、これにうまく対処出来るのかというのはとても大切な技能だと言えます。

 

2ndステージに進んだ先生達が教室で過ごしていると、次々とトラブルが起こります。

 

・ある子が給食こぼしてしまった。

・授業中に急に生徒が震え始めて、倒れた。

・話をしている途中で、生徒が急に立ち上がって廊下に飛び出してした。

・いじめられた事に激怒した母親から電話が掛かってきた。

 

こういうトラブルに対して冷静かつ的確な判断ができているかを見るのが2ndステージです。

 

そして3rdステージは、他の挑戦者の先生達と共同して行う「寸劇」です。

 

これは、教員に必要な演技力、協調性、発想力の全てが見られます。

 

なんぼ能力高くても他の教員と協力出来ない先生はダメですからね。

 

コミュニケーション能力を見る意味でもこの寸劇によってファイナルステージに進む先生、ベスト5を決定します。

 

そして、ファイナルステージは言わずもがな「授業」ですね。

 

教員て忙しいですから、練りにねった特別な授業のレベルが高いというのはあまり現実的でないし、意味がないと私は思ってるんですね。

 

だから

 

「対象学年✖️ジャンル」

 

をくじ引きで決定し、30分後に子ども達を前に授業をしてもらいます。

 

その授業を「主体的、対話的で深い学び」の視点から大学教授や、文部科学省、教育関係者に見てもらい、採点で優勝を決めるってやつですね。

 

ちなみに優勝者は一年間給食費無料です。

 

面白そうだと思うんですけど、どうなんでしょう。笑

 

責任は取りませんが面白そうだと思ったので書いておきますね。

 

読んでいただき、ありがとうございました!