これ友人のタムラ君からこのブログのコメント欄でお勧めされたんですけど。
読んでみたら超面白かったですね。流石、私の趣味を分かってるというか。
(ちょっとハマってしまい、この人の本全て読もうかと思ってるぐらいです)
内容としては京大で『起業論』を教えていた先生の東大での講義をまとめたものです。
この先生は「武器としての教養」を学生たちに配ることで世の中を変えていこうとしているわけですね。
そしてリベラルアーツなどを学ぶことを推奨し、「一見すぐに役に立ちそうに無いことが実は物事を考える上で非常に重要」とといている訳です。
そして今溢れている様々な情報に対して「分かりやすい答えには意味がない」とばっさりです。
ちょっと要約が難しいのですが、大学生、そして若者にこそ読んで欲しい一冊だなと思いました。
何より本書の中では、明治維新の頃の中心人物達がほとんど30代であったことに触れ、「30代のうちに国政を担うような人物を目指すべき」としています。
私の34歳っていう歳はそう考えるとちょっと年取り過ぎなくらいかな…と思いました。
でも、高齢化している今の世の中だったら、私ぐらいの歳から大きな挑戦をしてもおかしく無いのかもしれません。
そんなとにかく熱い一冊で、自分の人生を、小さくまとめようとするな、っていう大きなモチベーションを得た気がします。
何より痺れたのは次の一説。
「だいたいこの年次でこの職について、このタイミングで局長になって、事務次官になれない奴は天下り、みたいなことがすべて決まっていて、40になった時には完全に先の人生が見えてる」
「でも僕の人生は全く見えない。これからどうなるか、まったく分からない。そういう人生が歩みたかったから、マッキンゼーに移ったんだ」
痺れましたね。
私もこの歳になってくると先のことが見えて来てる部分があったんですよ。何となく自分はこういうルートになるんだろうなって。
それに公務員だから、その安泰さに満足しそうになっちゃうんですよ。
でもそうじゃなくて、自分自身でもっと楽しい人生のルート見つけられるんじゃないかってことに気付かされました。
自分自身、ちょっとリベラルアーツ甘いところもあるので、また勉強し直さなきゃ行かんなとも思いました。
そんないろんな人にとって自分を振り返るきっかけとなる一冊だと思います。
興味のある方是非どうぞ。
皆様の参考になれば幸いです。
本日も読んでいただき、ありがとうございました、