最初に書いておくが、このブログを私は奥さんに内緒でやっている。
見つかることで好き勝手書けなくなるのが嫌だからだ。
ちなみに妻は最近夜中にひたすらキーボードを叩くようになった旦那を不気味がっている。
「何書いてるの?」と聞かれた時は「教育論文」と答えて誤魔化すようにしている。
だから読者の皆さんにはくれぐれもここに書くことをうちの奥さんには言わないで欲しい。お願いだ。
ここだけの話なのだが、
うちの奥さん怖いのである。
もともと几帳面と言うか細かい人だとは思っていたが、子どもが生まれてからと言うもの、子育てのストレスが色々とあるのだろう。私は毎日サンドバック状態なのである。
もちろん世界平和を目指す私としては、
家の中からまず平和にしたい
と願っているわけで。できることはやるようにしている。ゴミ出し、洗濯、オムツ交換、絵本読み、そんなのは当たり前だと思ってやっているのである。
この前ショッピングセンターで5000円の商品券が当たったのだが、私はそのままそれを妻にプレゼント。
さらに、
「好きに使ってきな。いつも自分のことに使えないだろうから」
と言ってあげた。男前である。
妻はその5000円を美容院代に使うことに決めたようなので、私はその間娘を抱っこしたまま1時間歩き続けて娘を寝かしつけた。ナイスダディである。
同じ子育て中のパパの中には、
「おむつは一回しか変えたことないなぁ」
なんて人もいるようだが、私からしたらよくそれで家庭を保てているものだとびっくりしている。
とにかく私は自分ができる最大限に子育てに取り組んでいるつもりなのである。
にもかかわらず、にもかかわらず、である。もう一度言いたい、にもかかわらずである。
奥さんは私に対しての不満が止まらないのである。
今日の朝は私が準備する音がうるさい、寝ているこっちの身にもなれ、と朝からブチ切れられてしまったのである。
こういうことが一日中あり、私としても自分なりに一生懸命やっているつもりだったので、
「なぜ妻はこんなにもキレるのか」
がもうミステリーの領域だったのである。じっちゃんの名にかけてでも解き明かしたい問題である。
ずっとこのテーマについて考えていたのだが、
最近、ようやくこの答えを心理学に見つけたのでご報告させていただきたい。
・ビーガン(卵や乳製品も食べない菜食主義者)
・ベジタリアン(卵や乳製品は食べるけど、肉は食べない菜食主義者)
と、菜食主義者にも大きく分けてこの2種類があるのである。
この時、
ベジタリアン→ビーガン
に対する偏見よりも
ビーガン→ベジタリアン
に対する偏見の方が3倍も強いというのだ。
つまり、
人というのは、全く違うカテゴリーの人間に対しては何とも思わないが、同じカテゴリーの中で徹底していない人間を嫌うようなのである。
つまり、これを転用させると何が言えるか。
妻は同じ子育て中という身にありながらも、徹底できない私に対してキレているのである。
それではここで最近妻が私にキレたことをまとめてみよう。
・娘の洗濯物を干したが、シワを伸ばさなかった。(徹底✖︎)
・ゴミを出しに行ったが、扉を閉めなかった(徹底✖︎)
・洗濯物をしたが、娘用の洗剤を使わず大人と同じものを使用した。(徹底✖︎)
なんということだろうか。これまで私はやってきたつもりだったが、その徹底の足りなさが逆に怒りをかっていたのである。
なんなら、
「一回しかおむつ換えなかった」
という父親の方が実はこの理論からいうとキレられない理由がよくわかる。人はカテゴリーが違うものには怒りという感情がわかないのである。
このことを発見した私は妻にこのことを早速報告してみた。
「なんで君がそんなにキレるのか、わかったよ!」
「君はビーガン、僕はベジタリアンだったんだ!」
「人は同じカテゴリーの中で徹底できない人間を嫌うんだよ!」
「つまり、君は僕の徹底の出来なさに苛立ちを感じているんだ!」
そう進研ゼミで点数が上がった子ばりに明るい顔で妻に報告したのだが、
妻からは、
「んじゃあ何にもしないって気なわけ?」
「そもそも手伝ってるって感覚が腹たつんだけど」
「わかってんだったらなんで行動に移せないんだよ!」
と逆に怒りをかってしまった。やはり中途半端な話はしないに限るようである。
ちなみに私に残された選択肢としては、
① 完璧な家事をする
②まったく子育てにはノータッチ
のどちらかになるわけだが、当然②はなし。そんな無責任な男にはなりたくない。かといって①も難しい。そもそも完璧なんてないんじゃないかと最初から思ってしまうタイプなのである。
よって私の方向性は、
③ これまで通りやれることはやりながら、耐える。
である。
まずは家庭を平和にできるように頑張る毎日である。
(あ、ちなみに奥さんは本当に真面目で良い人です。いや本当に。この人と結婚してよかったです。一応書いておきますね。念のため笑)