教職者K

教育について考えるブログ。

34歳の夜。

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どうもありがとうございます。

 

さて私も本日無事に34歳になりましたのでご報告させていただきます。

 

いやぁてっきり私は自分が「27クラブ」の一員だと思ってましたからね。

 

自分は太く短く生きて27ぐらいで死ぬんだとばかり思っていましたけど。

 

そんな私ももう34ですわ。20代の頃は思いもしなかったですけど,自分も年取るんだなって年々実感してますよね。

 

そんな今日の話なんですけど。

 

私出張だったのでちょっと早く帰れそうだったんですよ。だから夜は家族で私の誕生日会をやろうってなって。

 

仕事終わって,よし帰ろうと思ったら,

 

妻から,

 

「ケーキ買ってきて」

 

ってラインが入ったんですね。

 

「ん?俺の誕生日に自分でケーキ買うの?」

 

ってちょっと疑問だったんですけど。

 

まぁそれはいいじゃないですか。

 

そしたらさらに続けて,

 

「(子どもも食べれるように)アレルギーフリーのやつ買ってきて」

 

ってくるわけですね。

 

ん?そこまで要求する?

 

ってまた思ったんですけど。

 

でもまぁみんなで食べれた方がいいじゃないですか。だからここもぐっと飲みこんで。

 

近くでアレルギーフリーのケーキ売ってるところ検索して行ったんですよ。

 

そしたら,そのアレルギーフリーのケーキが「3日前までの予約」だったんですよね。

 

だからそのことを電話で妻に報告したわけですよ。

 

私「アレルギーフリーのケーキは予約制だって」

 

妻「え、、、。じゃあ,ショーケースに入ってるケーキ全部説明して」

 

私「全部?え、全部…?」

 

妻「その中から食べられそうなやつ選ぶから、いいから早くしてよ。」

 

私「…シュークリーム,ショートケーキ…,モンブランミルフィーユ…」

 

そんな風に私、

 

ショーケースの前でケーキの名称をぶつぶつ唱えるおじさん

 

になってましてね。この時点で結構恥ずかしいんですね。

 

更に,

 

妻「シュークリームは生クリームだけのとかないの?カスタードとか入ってる?」

 

私「カスタードも入ってる……」

 

妻「じゃあ食べられないじゃん。ねぇちゃんと説明して」

 

私「(めんどくせぇ…帰りてぇ…)」

 

もう私も超絶面倒になっちゃいましてね。

 

私「もういいから。写メ送るから,それで選んで」

 

そういって店員さんに断ってから写真撮ったんですよ。

 

でも,それ送ったら

 

「文字読めないからもっと近寄って何枚かとって」

 

って来るわけですね。ここもぐっとこらえて更に写真をパシャパシャ撮ったわけです。

 

だから私はもうはた目から見たら

 

ケーキが好きでめっちゃ写真撮ってるおじさん

 

みたいになっちゃってるんですね。

 

お前誕生日に何してくれるんだと。俺をケーキ好きおじさんにしてくれるんじゃないよってもう怒りがマックスになってきましてね。

 

しかも明らかに妻の口調がキレ気味なんですよ。なんでケーキ買って帰ろうとしてんのにこっちがキレられないといけないんだと。わしの誕生日やぞと。

 

めっちゃ腹立ってきてこれをどう表現しようか考えたんですけど。

 

そこで,

 

「もう絶対に自分の分のケーキは買って帰らない」

 

っていうケーキストライキを実行しようと思ったわけです。ハンガーストライキならぬケーキストライキですね。

 

自分の誕生日会のケーキを買いに来て自分のケーキを買わない。これこそが自分に出来る抵抗だと思ったわけですね。

 

何と言われようと私はケーキは絶対に食べないと。そう心に固く誓って家に帰ったんですよ。

 

そして家に帰ったらテーブルにパーティー料理は並んでるんですけど,なんだか家が雑然としているわけです。

 

この時点で妻の不機嫌の理由が分かりまして。

 

どうやら絶賛2歳児の我が子はなかなかコントロールできない状況にあるようで。なかなかいうことを聞いてくれません。

 

その子どもの面倒を一日中一人で見て,更に私の誕生日パーティーの料理を作らなければない状況に妻のストレスがピークだったようなのですね。(しかも週末…)

 

そこを察した私は方向転換ですよね。怒りをぶつけてやろうと思ってましたけど,そこはもうほら34歳ですから。いい大人ですから。

 

私「うわぁ~おいしそう~!」

 

私「うれしい~!」

 

私「いやぁ~いい誕生日だぁ~!」

 

と先ほどまでのケーキおじさんからの一点した感謝おやじに切り替えたわけです。

 

だから私はうまく自分の怒りを隠すことに成功したんですけどね。

 

でもやっぱりその違和感には妻も気づくわけです。

 

妻「え、、パパのケーキないじゃん。なんで自分の買ってこないわけ?」

 

私「う~ん,、、、

 

食べたいの無かったんだよねぇ…」

 

 

ケーキが無いために蝋燭は,チキンソテーの上に…。

 

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そんな34歳の誕生日だったわけです。

 

子どもからは「ハッピーバースデー」を歌ってもらったわけですが,去年まで歌えなかったことを考えると,成長が感じられて嬉しかったですね。

 

歳をとるっていうのは,そんな風に自分以外の誰かのために動く側に回ることなのかもしれません。

 

まぁ今年も私らしく頑張りたいと思います。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!

 

(PS 妻の分のケーキは買って帰りました)