白眉最良

教員が書く日々のあれこれ。

教育の力。

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ここ最近はもう新人戦のことで頭がいっぱいで他の事が何も手がつかない状態だったんですよね。

 

全員素人でかつ運動能力が高くないうちの子達をどう勝たせるか考えてたらもう楽しくて楽しくて。

 

フォーメーション考えたり、トレーニング変えたりしたらどんどん伸びて。練習試合でも勝てるようになってきていて。

 

もしかしたらこれ初勝利させてやれるかもしれないと思って張り切ってました。前日の夜とかドキドキして久しぶりに眠れませんでしたね。

 

結果的にはくじ運が悪くて、3敗で一勝もできないまま終わっちゃったんですけど。それでも成長したゲームでしたね。

 

特に嬉しかったのは体育の授業で受けたスポーツテストの結果が大会の直前に返ってきたんですけど、みんな成績が大幅に上がってたんですよ。

 

うちの部の子達はほとんどが最高評価であるAクラスに。学年トップをとった子もいましたし、今までEクラス(最低評価)だった子がBクラスにまで改善したケースもありました。

 

みんな自分たちの成長を実感してるようで、これまで全く運動しなかった人達が楽しくて自主練したり、残って練習したりしてるんですよね。

 

そうやってイキイキしてる顔見てるのはやっぱり指導者として嬉しいですよ。改めてこれが自分にとっての生きがいでもあるんだよなってことをすごく感じました。

 

部活は地域移行が進められていて、教員の手から離れつつあるわけなんですけど、改めてちょっと寂しさを感じたりもしましたね。

 

あと、もう一つ最近嬉しかったことがあって。

 

私、20代の頃に海外から帰ってきて半年だけ地元で講師やってた時期があるんですけど。

 

その時なかなか集団に馴染めない子がいたんですよ。(まぁこのブログも見てるのであんまり書きませんけど、なかなか手がかかる子だったんですね笑)

 

私は担任でもなく、暇だったんでその子にちょっかいかけたりしてたんですけど。それが案外悪い気してなかったみたいで。

 

その子からつい先日連絡きて。

 

教員採用試験に合格したっていう話だったんですよ。

 

その子の中学の姿からしたら教員になるとかちょっと考えられないような変化で。6年かけてようやく夢を叶えたって話でした。

 

改めて大人との出会いで人の人生って変わるし、私の言葉で誰かが少しでも前向きな人生を送れているのだとしたら、それは私にとっても大きな喜びだなと感じましたね。

 

さて次は何を頑張りましょうかね。

 

これからも、誰かの役に立てるように頑張りたいと思います。

 

読んでいただき、ありがとうございました!