教職者K

教育について考えるブログ。

教師という仕事にある喜び。

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先日、5年前に卒業させた子供たちの成人式がありまして。日中は仕事で行けなかったんですが、そのお祝いの会に呼んでいただきました。

 

私は教員になってから成人になった子達に会うのはこれが初めての経験で。以前にも1度チャンスがあったのですが、それはコロナの影響で中止になってしまっていました。

 

なので今回は人生で初めての教え子達の成人のお祝いに参加する場でした。男の子は髪型や服装が変わっていたり、女の子も化粧などで雰囲気が変わっている子もいましたが、いざ話をしてみると昔のその子が残っていて。じわじわと思い出が蘇ってきて、2時間ずっと懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

 

そんな中で生徒からは『先生の授業を受けて、今社会の教員を目指しています』とか『教師ってものを信用してなかったですけど、初めて先生で学校の先生が好きになれました。恩師だと思ってます』とか、そういった身に余る言葉を子供たちからもらいました。

 

もう子供じゃないですが、成長した子供たちの姿や言葉から、自分自身がエネルギーをもらえたなと。そして、こういう喜びは金銭には換算できない、この仕事の魅力なんじゃないかと改めて思わされたんです。

 

子ども達の中に自分が教えた事が残っていて、その子達がこれからの日本を支えていく。こんな喜ばしい事はないですね。

 

思い出してみると、自分自身も成人式が楽しかったことを覚えていて、朝まで寝ないでみんなで飲んでいました。いくら話をしても話足りなくて、当時は30歳くらいになったら、またやりたいなと思ったものです。

 

でも大人になると忙しくて、みんななかなか時間が合わなくて。それぞれの仕事や家庭もあってどんどん会えなくなっていきます。

 

でも、教員になると定期的にそういった教え子達と会う機会に恵まれるのはとても幸せなことだなと思いました。

 

懐かしい映像や話を振り返りながら、数年前の自分がこうだったんだなぁと思い出して。古い友人に会うことは、昔の自分に会うことと等しいことなんですね。

 

同時にやっぱりこういう場に参加できない子もいて。今がうまくいっていないのかもしれないですし、当時の学校生活が面白くなかったのかもしれません。教員としては5年後にこういう場に来れる子を増やすような学校、学級経営をしていくべきだと思いましたね。

 

でも家に帰ってきてからも、ずっと奥さんにこの成人になった子達の話をしていて。『よっぽど楽しかったんだね』と呆れられるほどでした。

 

ここ最近の楽しくて嬉しかったことの1つなので書いておきたいなぁと思います。

 

教え子達が頑張っていることがわかったので、私も子供たちに負けないように、今年も頑張りたいと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございました!