昨今なにかと部活動が問題視されている。
確かにほとんど保証もないままに顧問として休日も教師の時間が部活に取られていることを考えると,部活動は労働問題として大きな問題であるといえる。
しかし,私自身はもともとバレーをやりたくて教員を志したところがある。
なので半分趣味で私の場合は出来るのである。自分がこれまで部活で育ててもらったという恩義を感じている部分もある。
なので引き受けている以上は良いものを子ども達に提供したいと思っているのであるーーーーーー。
そんな私が今後部活をやる上でさらに進めていきたいと思っていること。
それが
外部との連携
なのである。
というのも,自分一人で出来ることには限界があると思うのである。
いくら勉強してもその道の専門家には敵わない。
なのでよりよい知識を子ども達に提供したり,教師の働き方改革を進める上でも
いかに人の力を借りるか
が重要だと思っているのである。
ということで,そんな一環として私はここ最近毎年ビーチバレーの団体にお世話になっているのだ。
近くの浜辺でビーチバレーボール協会公認の団体が活動しており,そこを紹介してもらって,部活の子達を混ぜてもらっている。
私自身、ビーチバレーはやったことが無かったのだが,
これが
めちゃくちゃ面白い
のである。そもそもバレーと全然違う。
足元が砂でうまく跳ぶことが出来ないし、風の向き一つでトスが変わる。
風や太陽などの天候によって戦略が変化するのが非常に面白いのである。
(砂を足で蹴り上げて風の向きを確認してから,サーブを打ったりしているのだ!)
何より自然の中というのがとても気分がいい。私自身も日頃のストレスを忘れさせてもらえるのである。
浜辺にいると他にも色んな趣味を持った人いることがわかる。
パドルサーフィンを車で運んできて楽しんでいる人だったり。
ボートを持って来て沖に出て釣りをしている人だったり。
「こういう趣味の世界があるのか…」
「めちゃクチャ面白そう」
と土日といえば部活か家族サービスで終わってしまう私は心底羨ましくなったのである。(←切実)
そして同時に
「こういう人たちがニュースとかに(海難事故とかで)出てんだろうな…」
とも思ったが,まぁそこには目を瞑ろうと思う。
毎年思うのだが,ここに連れてくると生徒達がとにかく喜ぶ。
自然の中だから解放的な気持ちになり,リラックスできるのだろう。みんな本当にいい顔をするのである。
また新しいスポーツだから、ずっと音楽をかけたりしながら練習する雰囲気が学校とかけ離れていて楽しいのだと思う。
私自身、そういう生徒達の姿を見て
いかに学校という場で子ども達が緊張しているのか
がよくわかるし,
日頃の部活動の練習がいかに管理的なものになっているか
に気づかされるのである。(まぁそれにはそれの良さもあるのだとは思うけれども)
また練習方法もとても今っぽい。
主催の方にクリニックとして練習をつけてもらったらもするのだが、叱咤、キツイ言葉、礼儀指導一切なし。
しかしながら紹介してもらえる練習は私も見たことが無いようなものばかりなのである。ビーチバレーならではの練習だが,こういう経験もプレーの幅を広げることにつながるとも思っている。
まぁ人によってはこういったビーチバレーの雰囲気を「ゆるい」とか、「チャラい」とか言う人もいるのかもしれないが、やってることはいたって合理的で見ていて勉強になる。
さらに砂場では足腰に負荷かかるのでただのランニングでもとても良いトレーニングになる。
そして砂場の上だときついトレーニングでも生徒達は喜んでやるのである。環境の力とは本当に凄いものだ。
ちなみにビーチバレーは専用のコートにネットが必要になり,ボールもバレーボールとは違って気圧が低くスピードが出ないような作りになっている。
よって
これは学校では絶対に出来ない経験
なのである。
だからこうやって外部の力をうまく借りるのは生徒達にとっても大きなプラスになるだろうと思っている。
今はビーチバレーくらいなのだが,今後もこういう生徒のためになることならどんどん繋いでいってあげたいという気持ちはある。
栄養学、ストレッチ、マッサージ,体操、武術…などが最近特に取り入れてみたいところ。
誰かいい人知ってましたらお知らせください。
(遠距離だったらスカイプとかでも指導していただければ!)
本日も読んでくださりありがとうございました。
追伸
ちなみにこのビーチバレーにも一つ欠点があって。砂まみれになるので,帰ったら奥さんにめちゃくちゃキレられるってのが唯一の欠点ですね。笑 掃除確定です。