三年生の卒業に向けて今学校では着々と準備が進んでるんですけど。
こういう時のベースになるのがやっぱり部活のコミュニティーなんですよね。
部活ごとに先輩に色紙作ったり、動画撮影したりする。
これは、部活動が最も縦割りとして時間を割いてる活動だからでしょうね。
体育祭とか、委員会活動は縦割りですが、部活ほどの時間ではありませんから。
自分の学生時代を思い出してみても部活の先輩は覚えてますけど、それ以外の先輩は知らないですからね。
このように単に競技力向上という意味だけでなく、先輩と後輩を繋げる上でも部活はかなり大きな役割を果たしていると言えます。
しかし、部活って縮小の一方なんですよね。
外部で活動して部活に所属しない生徒もいますから。
だから私はこのまま部活にその大部分を任せるのではなく、
新しい縦割りを模索しないといけない
と思うんですよ。このままではいけないなと。
じゃあイエナプランみたいに授業を縦割りにしたらどうでしょう。
これは実際のところとても良いと思いますが、あまりに教育課程への変化が大きくて教員も子どもも戸惑いが生じるでしょう。あまり現実的でない。
そこで私はすぐ縦割りに出来る活動として、
掃除
を考えました。
掃除は協力しないと出来ません。そこにリーダーシップや役割分けが必要になります。
だから、パッと割り当てられた掃除場所で知らない先輩達と一緒に掃除する。
こういう時に知らない人とコミュニケーションが取れるかどうかっていうのが、震災時とか困った時とかの力になっていくと思うんですよ。
(勿論社会に出る上でも、です)
子ども達は基本的に先輩達と協力して清掃活動に取り組みます。
そしてもちろん、先輩に向けた卒業祝いの色紙も掃除場所ごとに書く事になるわけです。
きっとこんな内容になりますね。
「一人でゴミが取れなくて困っている時、そっとちりとりを差し出してくれた〇〇先輩の優しさはずっと忘れません!」
「どう掃いたらいいのか分からない私たちに、先輩方は優しくほうきの使い方を教えてくださいました泣 本当にありがとうございました。」
「先輩との掃除した日々は一生忘れません。1Fトイレ掃除は永久に不滅です!」
「高校入っても理科室掃除組のこと忘れないでください!」
「先輩があの時言った『これルンバの方が楽じゃね?』は今も後輩達の中で伝説になっています。先生達にも掛け合ってくださって、それからは掃除がなくなりました。先輩とはあれ以来会っていませんが、私は先輩のことを心の中で革命家と呼んでいます。ご卒業おめでとうございます、今後も革命を起こし続けてください」
どうでしょう、これ。
もらった三年生達は掃除の日々を振り返り、懐かしき校舎に想いをはせ、そっと涙を流す…。
(もちろんこぼれた涙は後輩が雑巾掛けします)
そんな縦割りがあっても良いと思うので、誰も参考にならないとは思いますけど、一応書いておきますね。
読んでいただき、ありがとうございました!