本当に儲けたいなら、お金が欲しいなら 頭のいい奴のマネをしろ(Den Fujitaの商法1の新装版)
- 作者: 藤田田
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2019/04/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私はビジネスの世界のことをいかに教育に持ち込むか考えるのが大好きでしてね。
ちょっと自分の記憶に残すためにも感じたことを書いておきますね。
まず,私が思っていた以上に藤田田氏が金儲けにゴリゴリしていた人だったんだなってことに驚きました。
この前読んだ「ギブアンドテイク」に書いてあった
「与える人ほど成功する」
的な考え方とは全然違っているんです。
「Take and ask for more」
(もらった上でさらに求める)
って書いているぐらい,藤田さんはゴリゴリの利益最優先なわけです。なんか何が成功するのかはもうその状況によるんじゃないかとすら思いました。
読んでいて面白かったのは日本と海外の企業文化の違いの記述です。
「アメリカは不祥事ではクビにしない」
「二度とするな,と訓告してこれまで通り働かせる」
「欧米の会社には社長と副社長しかいない」
なんていう文化の違いの記述を読んでいて色々と考えさせられましたね。(確かに部長とか係長とかって本当に必要なんですかね?書類通すにも時間がかかるし)
中でも面白いと思ったのが,
黄金比率78対22の話。
正方形の中に円を書いた時の円と,そうでない部分の面積比が78対22。
空気中の窒素とその他の空気の割合が78対22。
人間の水分とそれ以外の割合が78対22。
よってビジネスの上でも78対22を意識すると自然とうまくいくのだとか。
ちなみに私は教育が専門なので,この78対22を教育にあてはめるってどういうことなのかを考えていたんですけど。
これ,
授業における子どもと教師が話す割合として意識できるんじゃないかと思ったんですよね。
今はアクティブラーニングっていうくらい子どもたちが主体的にアクティブに動く授業が求められているわけですから,
子どもが話してる時間 78
対
教師が主導する時間 22
を目指したらもしかしたらめちゃくちゃいいんじゃないかなって思いました。
ま、現状で私の授業は比率逆でしょうけどね。
あとですね,
「日本人は輸出でうまくいったためしはない。日本人がうまくいくのは大抵輸入」
ってのも確かにそうなのかもなぁって。
なんで教育界に新しい風を吹かせたかったら海外の教育最新事情とかを持ち込むとかってのが手っ取り早いのかもしれません。
ということで海外の教育事情の本なんかを積極的に読んでいこうかなと思っております!
追伸
本日も読んでくださりありがとうございました。最近はオーディオブックで本を聴きながら出勤しております。時間の短縮にもなるのでおすすめです!