いきなり多くの教員を敵に回しそうなタイトルなんですけど。笑
まぁお付き合い頂ければと思います。
野村証券が「支社長まで出世する人材の共通点」を数億円かけて外コンに調査依頼したって話を聞いたんですよ。
調査結果としては、本人の学歴や世帯年収や親の職種は関係なくてですね。
出世するかどうかの条件てのは、
「入社して1番最初についた上司が優秀」
だったみたいなんですね。
つまり、最初の上司が優秀だと優秀になると。
本人の才能や努力よりも周りの環境が決定的にその人の人生を左右する結果だったみたいなんですね。
これを教育界に当てはめるとですね。
「初めての授業の作り方を誰に教わったのか」
がその後の教員人生の上でめちゃくちゃ大事なんじゃないかなって私は思うんですよ。
そうなると、国立大とかだと附属を抱えていて、そこで実習する訳なんですけど。
附属の先生たちって県内でも授業こだわってたり、指導力買われて来てますから、当たり前の授業のレベルが高いんですね。
当然ながら、教わる側にとってもそれが授業づくりのスタンダードになっていく訳です。
これが他の学校だとどうかというと、正直なところ普通の学校の教育実習では、つく先生によって当たり外れがかなりあるんですね。
「授業なんてなんでも良いっしょ」
なんて思ってるタイプの人もいるわけで。
そういう人につくとそれがスタンダードになりますから、そこから先の人生で何を言われても「なんでそんなにしなくちゃいけない訳?」「授業ってそんなに大事かよ」「いつもので良いじゃん」って話が素直に入らなかったりしちゃうわけですね。
(もちろんたまたま指導力ある人が指導教官につけばいいんですけど。)
私自身、附属小中で実習やったんですけど、今もあの時の実習が自分の授業づくりの基礎になってる部分がかなりあるんですよ。
特にあの時見た先生たちのこだわりが自分の中での当たり前になってるんですよね。
「子どもにとっては実習生の授業だろうが関係なく二度と返ってこない貴重な1時間。だからつまんない授業は絶対やめよう。はい、やり直し(夜中の11:00過ぎ)」
みたいなことを延々とやってたんですけど。
時代の流れからしてそんなこと出来ない訳ですけど、そのプロ意識が一番自分の中に残ってるし、経験も積んでる訳ですから、あれを下回ることはやれないなって今も思います。
じゃあ私立はどうなのっていうと、私は私立の教員育成がどうなってるのかいまいち知らないので誰か知ってたら教えてください。笑
というかあれですね。
この原理で行くと、実習に限らず「そもそも良い先生に教えてもらってたか」、ってめちゃくちゃ大事な気がしますね。
まぁ、誰かの参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!