白眉最良

中学校教員が書くエッセーのようなもの。

特技を披露する会をやってみたぞっていう話。

一度触ったカードは買取になります

学校評価のアンケートに「個々の能力が高いはずなのに学校行事は全体で動くものが多い。個の力を発揮しきれていないのではないか」っていうご意見をいただきまして。

 

あながち間違っていないし、中高一貫で高校生が主体で動く本校では中学生がなかなか主役になりにくかったりします。

 

そこで私が最近学年で取り組んだのが特技を披露する会です。(実際は名称は別のもので実施しました)

 

前任校で仕事がめちゃくちゃできる校長が取り組んでいた自己披露の会を参考にしました。

 

suno200002000.hatenablog.com

 

suno200002000.hatenablog.com

これを今の学校でもやってみようと思ったわけです。特に私がこだわったのは次の三点でした。

・始まる前にこの会を行う目的を浸透させる。

まずこちら。行事をやる前にはなぜそれをやるのか、その目的を理解しているかどうかで生徒の参加の仕方は変わります。

【詳しくはこちら↓】

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私は今回の会の目的として、「個々が持っている良さを認め合い、引き出す」「人前に立つ経験を積み、リーダーとしての基礎能力を高める」「そのためにも成功しても失敗しても認め合う学年の雰囲気が重要」であることを事前に説明しました。

 

これは後で失敗した際の陰口を防ぐための予防策でもあります。また今後も継続的につづけていくためには「あの雰囲気なら自分にもできるかも」と思ってもらう必要があるからです。

 

・中間評価としてのリハーサル

私は授業でPBLにも取り組んでいるのですが、最終的なアウトプットの質を高めるためには中間評価が欠かせません。

 

途中経過の段階を誰かに見てもらってフィードバックをもらう。これによって学習者自身が方向を修正できるのです。これがメタ認知の獲得や学びを振り返る機会として非常に有効です。

 

今回はテスト計画を立てている裏で演者だけはリハーサルを行い、私からフィードバックを行いました。実際にそれによって文言を変えたり、演目を一部変えるなど、多くの生徒でそのパフォーマンスに変化が見られました。

 

・参加できる場面を事前に問う。

そして最後にこちらです。演者には事前にアンケートを取り、「見ている人にはどう参加してほしいか?」を問いました。そして私の方でそれをまとめてパンフレットにして生徒に配布したのです。

 

自己披露の会の時に感じていたのですが、多くのパフォーマンスに対して他の生徒は受け身であり、その状態が続くことに対して苦痛に感じる生徒もいるのです。

 

だから「演者も見ている生徒も納得できる参加の仕方」を問うことによって見ている側の生徒も受け身にならない工夫をしたわけです。

 

実際に「ここで拍手してほしい!」「ここは一緒に歌って欲しい」などのリクエストが出され、一体感のある時間となりました。

やってみた感想

実際にやってみると、大道芸やダンス、バンドなど日ごろ見えない生徒の姿が見ることが出来ました。

 

また終わった後の生徒の姿がとても充実感に満ちた顔をしていて、涙ぐんでこれまでの努力を称えあっている子達までいました。

 

言ったらただの学年内の発表なのですが、本当にピュアに生徒たちが準備してきたことが伝わってきて私も胸がいっぱいになりました。

 

また日ごろおとなしい合唱を披露した生徒達は周りの生徒から「歌声綺麗だった」「すごく気持ちがほっとした」などの声を掛けられとても嬉しそうでした。

 

スタッフ間でも若手の先生から「とっても良いもの見せてもらいました」と言われたのが私としては嬉しかったです。一つ他の先生方の選択肢を増やすことにもつながったんじゃないかと思いました。

 

今回の会を受けて「次は自分も出てみたい」「ダンスがやってみたい」などの声も聞こえてきました。こうやって見通しを持てた時点で今回の会は大成功なんじゃないかと個人的には思います。

 

年に一度のお楽しみとして来年も取り組めたらと思っております。さて、次は何をやりましょうかね。

 

今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました!