白眉最良

教員が書く日々のあれこれ。

やることより「やらないこと」を決める|私がやめた3つのこと

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「やりたいことが多すぎて、時間が足りない…」

 

そんな悩みを抱えている方は少なくないと思います。


でも実は、やることを増やすより「やらないことを決める」ほうが、自分の時間や人生を取り戻す鍵になる──そんな考え方が『エッセンシャル思考』をはじめ、さまざまな本で紹介されています。

 


私自身、改めて「やらない」と決めていることを見直してみました。

 

今日はその中から、実践してきた3つをご紹介します。

 

 

1. お弁当の注文をしない

 

私の職場では、イベントの際などにみんなでお弁当を注文する文化があります。でも、私はあえてこの注文をやめました。

 


なぜか。まずみんな忙しいので注文だけしてそれぞれが自分のタイミングで食べるので、同じものを注文しても会話をしたりしながら感情を共有する場面があるわけではありません。

 

またお弁当は手軽だけど、揚げ物が多くてカロリーが高め。しかも意外と高い。

 

健康は最大の投資先だと考えている私にとって、「みんなが頼んでいるから」という理由だけで選ぶには、コスパも健康面でも微妙です。


なので玄米おにぎりや適当なおかずを持参しています。安くて健康的、何より自分の体にとって優しい実感があります。

 

あと注文した弁当を待っていると到着するまで補食ができない。私はファスティングしたりするので、自分のタイミングで何かしら食べたいので、常に食料は持っていたいんですよ。

 

またコンビニのカップ麺や菓子パンを食べている人もいますが、確かにそれらは安くて美味しいですが、それで健康を害すようになってしまったら結果的に失うコストがあまりに大きいと思います。

 

なので、弁当の注文とか、コンビニ弁当とかは一切やめています。

 

2. エレベーターを使わない

 

10階建ての職場で働いていると、会議のたびに上り下りが発生します。そんな中でも、私は基本的にエレベーターを使わないと決めています。


理由は2つ。


・健康にいい(階段は立派な運動)
・無駄な「判断の時間」が減る

 

からです。


「今日は疲れてるからエレベーターにしようかな…」なんて迷ってる時間、もったいないですよね。

 

最初から「使わない」と決めていれば、迷わず階段を上がるだけ。シンプルで快適です。

 


しかも、密室での感染リスクも回避できますし、混雑もストレスになります。歩けるうちは、自分の足でいきたいものです。

 

上に上がるまでには足がパンパンになってますけど、いい足のトレーニングだと思いますし、人がいなければ駆け足で上がって心拍数を上げることを意識しています。

 

3. 休日の3時間以上の部活動をしない

 

以前の私は、土日もフルで部活をしていました。休みゼロ。むしろそれが当然と思っていましたし、勝つためには必要だと信じていました。

 


でも、家庭を持ち、自分の健康や家族の時間の大切さを痛感するようになってからは、「休日に3時間以上の部活はしない」と決めました。

 


今は、休日のどちらかを休みにし、活動する日も最大半日までとしています。家庭も無理なく回り、自分の心と体にも余裕ができました。

 


もちろん「もっと練習させれば勝てるかも…」という迷いもあります。実際に昔一緒に練習していた先生達が今も長時間練習し、県の上位で戦っているのを見ると羨ましくなったりもしますし、やはりもっと時間とコストを部活にかけるべきかと思ったりもします。

 

でも、昔の成功体験を追い求めてばかりでは成長はありません。むしろ、新しい指導の形を探ることが、今の自分にとってのチャレンジだと思っています。

 

それに、子ども達も保護者も指導者に家庭を壊してまで指導して欲しいとは思ってないと思うんですよ。

 

これは色んな保護者の方と話してきた経験から思うことなんですけど、子どもには成長して欲しいけど、先生の健康も大切にして欲しいと思ってくださってる方がほとんどなんですね。

 

自分の子供のために全て犠牲にしろなんて思ってる保護者は滅多に居ませんからね。

 

実際に昔からバリバリ指導されてきた先生達の離婚率は非常に高いです。でも今はもうそういう姿を見せてしまうことが子供達への教育上良くないことだと個人的には思います。

 

だから空いた時間には、家庭を大切にする。また本を読み、文章を書く。それを繰り返すことで新たに生まれるものがあるように思うのです。

 

おわりに|やらないことが、自由をつくる

 

「To Doリスト」を書くのは簡単ですが、「Not To Doリスト」を考えるのは意外と難しい。

 

でも、この“やらない”という選択こそが、自分の時間、エネルギー、健康、そして個性を守ってくれるのだと感じています。

 


今回ご紹介したのは、私が実際に「やらない」と決めていることでした。

 

皆さんにとっての「やらないこと」、ぜひ一度考えてみてください。


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読んでいただき、ありがとうございました。