甲子園やってるじゃないですか。
選手の高校生らしいひたむきな姿に注目が集まってるわけなんですけど。
でも私は改めて野球っていう競技のユニフォームの特異性を感じずにはいられなかったんですよね。(←どこ見てんだ)
まず帽子まで揃えるってレアだなと。
野外競技で帽子が必要なのは分かるんですけど、サッカーやラグビーでは絶対かぶらないじゃないですか。
テニスとかゴルフとか帽子のイメージある競技もありますけど、ユニフォームとして帽子まで統一してる競技って他にないなって。
坊主まで揃えてるのに、それをあえて帽子で隠すっていう。もうめちゃくちゃ特殊ですよね。
さらにシャツが前開きのボタン付きだったりするんですよ。
バレーじゃあり得ないですね。ボール追いかける時に胸から飛び込むので、危ないですから。前開きだとボタンが胸に当たって痛いんですね。
でも野球だってヘッドスライディングで胸から滑るのに危なくないのかなって。
さらにベルトですよ。スポーツしてるのにベルト。
日頃制服にもベルトしないような連中がしっかりとベルトを着用して試合に望んでるわけです。
加えて、夏の甲子園においてはめちゃくちゃ暑いにも関わらず長ズボン。
そしてそれを最終的に「靴下にイン」ってもう訳が分かりませんよ。
ロングソックスなんですし、いっそ短パンで良いのではないかって思っちゃうんですけど、その辺が野球のプライドなんですかね。ソフトボールとは違うぞっていう。俺たちは走りながらバントはしないぜっていうね。
改めて見た時にそんなてっぺんからつま先まで特殊性を保ってるのが野球っていう競技なんだなって思ったんですよ。
そして何より納得いかないのはやっぱり「監督も同じものを着る」ってことですよね。
還暦過ぎようがどんな爺さんだろうと選手と同じユニフォームを着用する。
私が女子部員と同じユニフォーム着てベンチに座ってたら教育委員会に連絡行きますよ。
それぐらいおかしな事が野球ではまかり通ってるんですよね。本当に不思議。
ただ同時に思ったのが、逆に審判の服装は野球が一番かっこいいんじゃないかって事なんです。
他の競技と比較してみたんですけど。
まず、サッカー、ラグビーはやりすぎです。
まぁ競技の特性上、審判も走らないといけないからなんでしょうけど、走る気満々の格好すぎて、ちょっと審判に必要な厳格さが足りないなと。
一方でバスケットは硬すぎるんですね。
同じように走る系の審判であるにもかかわらず、あのスラックスに襟付きシャツみたいなスタイルはあまりにフォーマルです。
バレーの審判については、あまり動かないのでそのスタイルには合理性があります。
しかしながら、胸の真ん中にワッペンてあたりがよろしくない。そもそも真ん中にワッペン付けてる人っていますかね。
バレーついては胸の真ん中にデカデカとワッペンがついていて、その審判の階級が一眼でわかるようになっているんですよ。
完全なるヒエラルキーが審判の世界でもあるわけですね。だから、なんだかブランド物を見せつけられているような気になってしまってちょっとゲンナリですわ。
その辺、野球の審判が一番ちょうど良いフォーマルなのではないかと思うのです。
襟付きのシャツにスラックスというカチッとしたスタイルをキャップで崩す…。
ドレスとカジュアルなバランスが取れてるなと。
いずれ審判になるなら、私は野球の審判が良いですわ。三振のコールとかもカッコいいし。
甲子園見てたらそんな事思いついたので書いておきます。
どうですか?皆さん。
今、最後まで読んだ事を後悔してるんじゃありませんか?
読んでいただき、ありがとうございました。