夏休みの宿題にどれから取り掛かるべきか、子どもから聞かれたらどう答えますか?
① 一番時間のかかるものからやりなさい。
②自分の宿題なんだから、自分で考えてみたら?
③まずはトマトを口いっぱいに入れなさい。
この中でみなさんは、どれを選びますかね?
この時の正解は、
③。
つまり、こいつに相談しても無駄だと思わせて自分で考える習慣を子どもに促しましょう。
そう言ってるのがこちらの本なんですね。
うちも色々と手をかけすぎていて。
それが原因で子どもが学校に行けなくなったと思ってるんですね。つまりあれこれ手をかけて貰ってきた結果、学校という親の手が届かない場所に置かれた時にどうして良いか分からなくなってしまった。
それがうちの子の不登校の要因だと分析しているんです。
だからこの「いかにほったらかしにするのか」というのは、我が家にとって非常に大事なことだと思ったので読んでみました。
以下に勉強になったことをまとめます。
環境整備
まず本書の中では親がやるべきことは環境整えることだけだと繰り返し書かれています。
「宿題しなさい」と口酸っぱく言っている家庭は多いと思いますが、やらされて動くものほど嫌なものはありません。
そこでこの作者は「学校でやる時には実はもう自分が触れていた」状況が理想的としています。
例えば遊びながら興味を持たせたり。
他にもランチョンマットとして歴代の総理大臣をプリントして、ラミネートしたものを敷いてみたり。
そうやって子どもが自然と興味を持つようなデザインをしていくのを推奨しています。
特に私が良いと思ったのが「天才ノート」という取り組み。
用意するのはノートと赤ペンのみ。
子ども達には興味から親が問いを出し、その答えをなんでも良いからノートに書かせます。
机に向かう時間は年齢✖️1分でOK。親はそれに花丸をつけてフィードバックをしてあげる。
例えば、「花が大きくなるのは、何を栄養にしているんだろう?」とか、「おジャ魔女どれみになれたらどんな魔法を使う?」とか。
うちの子だとそんな問いなのかなと思いましたね。
書くというは思考を整理するとても大切な作業ですから、これを行うことで学力に繋がるというのは間違いないと思います。我が家もぜひ取り入れてみたいと思いました。
他にも親が子供の話を最後まで聞いてやること。
ぼーっとする時間を大切にしてあげることなどが書かれていました。
改めて言語化されると、出来てないよなってことを考えさせられましたね。
親の自己理解
次に大事なのがこの親の自己理解。親自身が自分の子育ての傾向と課題を把握すべきだと言っています。
例えば子供の発達や他者との比較を気にしすぎたり。パートナーとの関係が良くなかったり。
子育ての上で何が沼になっているのか、把握せよ、という話でした。
そしてそのためにも親自身のジャーナリング(考えの書き出し)が有効であると。
私もひたすら書くということを大切にしていますが、それは子育ての上でも有効なようです。
我が家に関していれば妻が心配性で先回りしてしまうところが沼になっていると思います。
そこをなんとか意識を変えていく必要があると感じました。
四つの課題
そして発達には順序があり、それを飛ばした早期教育の無意味さが書かれていました。
「人を信じる」
「自分を律する」
「自主性を持って行動する」
「勉強や仕事をする」
この順に成長するわけで、人を信じることなしに、自分を律することはできません。
改めてこれを読んだ時に、そもそも主体性のない子というのは、人を信じることができていない子が多いのではないかと思いました。
うち(進学校)の学校の生徒もそうですが、親の発言力が強すぎて親から受け止められてない子が多い。
そうなると結局それは子どもの主体性を奪ってしまうことになります。
せっかく合格したにも関わらず、そこから目標を見失って主体的に動けない子が多いです。
改めて子どもとの接し方は見直すべきだと感じました。
感想
最後に感想です。
私は最近親の勇気が必要な時代だととても感じています。
そして、
「親の勇気=子どもを信じてほったらかしにすること。」
ではないかなと。
ほったらかしといっても、放任ではない。あくまで親の管理の中でほったらかすこと。そのバランスが難しいですね。
また本の中では「子育て=己育て」とかかれている。
つまり、親の自己理解なくして有効な子育てはできないということでしょう。
親自身が自分の弱いところと向き合う勇気を持つこと。
それが大事な気がしてなりません。
なんにせよ、子育ての参考になるおすすめの一冊です。
皆様の参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!

