白眉最良

中学校教員が書くエッセーのようなもの。

我が子が不登校になった⑬

子どもが不登校になりかけて分かった事がいくつかある。

 

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その一つが、不登校の子を抱えると休みが楽しみでなくなるということだ。

 

この土日は大会の振休も重なった事もあり、私は木〜日まで四連休だった。

 

来週にはテストもあるため、部活もない連休である。

 

何もない四連休は部活を持つ教員にとって年に何度あるか分からない貴重な休日だ。

 

ちなみに去年はこのタイミングで沖縄旅行に行ってきた。

 

今年もこの4連休を逃すまいと、旅行を計画していたのである。

 

しかし、こうも子供の状態が悪いと色々と考え始めてしまう。

 

そもそも学校に行く、というやるべきことをやっていない人間を旅行に連れていっていいものなのだろうか。

 

それは、嫌なことはやらなくて良い、楽しいことだけやってれば良い、というメッセージを子どもに送ってしまうことになってしまわないだろうか。

 

また小学校は幼稚園と違って義務教育である。

 

私は木金も休みだが、子どもは休みではない。

 

その子どもをこちらの都合で休ませて良いものなのか。

 

そういう事をやっているから子どもが学校に通えないのではないか。

 

そんなことを考えてしまうのである。

 

これが順調に行っていれば「こんな時しか行けないんですいません!」と思い切れるのかもしれない。

 

しかし、順調に行ってない今は「学校に行ってないのに旅行は行くのか」と私自身が思ってしまうのである。

 

結局予定していた旅行はキャンセルした。子どもが木金に学校に行く事を最優先にしたのである。

 

また近づいてきている夏休みも不安材料の一つだ。

 

教員の私にとって夏休みといえば子どもたちが学校に来ない期間であり、さまざまな重圧から解放される大切な時間だった。

 

しかし、それが自分の子供にとってはどうか。

 

夏休みによって子どもが学校からの距離をさらに取ることになりかねないと思っているのである。

 

今はなんとかぐずりながらも毎朝6時半に起こして学校に行く準備を進めている。

 

しかし、夏休みになればそもそも起きる理由がなくなってしまう。起こさなければずっと寝ているだろう。

 

それだけならまだ良い。

 

1ヶ月近く休んだ上で再度学校に行くのがどれだけ心労になるか。

 

大人の私だって夏休み明けの学校は憂鬱で行きたくないのである。幼い娘なら尚更だろう。間違いなく大泣きする事が予想される。

 

とにかく休みをきっかけに今なんとか保っている登校リズムが崩れてしまう事が不安だ。

 

実際に夏休み明けは全国的に不登校が増える。子どもの自死が増えるのもこの時期である。

 

また今まで私は宿題について、その効果をあまり感じていないところがあった。なので夏休みの宿題はほとんど出さなかったのである。

 

しかし今はある程度必要ではないかと感じている。それは学力を高めるためではなく、子どものリズムを整えるためである。

 

現に習い事も辞めてしまったので、今我が子の生活は学校中心なのである。その学校がない夏休みというのは本当にやる事が何もない。

 

せめて学校から出される強制的な宿題があって「やらなきゃいけないことはやろうね」と言えることの方が子どものリズムを保つためには大事なのではないかと思うのだ。

 

だから今年は何かだそうかな、と今まで考えた事が無かったことを考えている。

 

 

熱中症だけでなく、気にしなければいけない事が多い夏である。

 

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