白眉最良

中学校教員が書くエッセーのようなもの。

我が子が不登校になった⑦

我が子が不登校になった。

 

f:id:suno200002000:20250608071029j:image

 

初めてこのような経験をしている中で、色々なことを感じている。

 

 

その一つが、不登校になった時に学校にできることはほとんどないということだ。

 

 

ちなみに娘の担任の先生はとても熱心な方である。登校した時には注意深く観察して、褒めてくれる。電話での対応も丁寧だ。

 

だから担任の先生や学校を批判するつもりは全くない。ゼロである。

 

しかし、先生からのサポートも学校に行って初めて受けられるものなのだ。娘が学校に行かない以上、本人には届かない。

 

また今回の件について、学校からは親のカウンセリングを勧められた。しかし、今のところ行っていない。

 

親の不安を聞いてもらいたいわけではないからだ。我々が求めているのは娘を学校に復帰させる具体的なノウハウなのである。

 

また子どもの状態が刻々と変化する中で、週一回のカウンセリングにどれほど効果的なのかは疑問がある。

 

また私自身は以前、不登校の生徒の家に毎日のように家庭訪問していたことがある。

 

しかし、今思うと暑苦しいだけで、ひどく効率の悪い支援だったように思う。

 

不登校の子は日中家で過ごす時間が圧倒的に長い。少しの教員との面談でどうにかなると思う方がおこがましいだろう。

 

また不登校の子はスマホやゲーム依存になって長期化するケースが少なくない。またそれに伴って昼夜も逆転する。

 

我が家も「学校に行けるようになるまではテレビはやめる」と決め、最近はテレビを全くつけていない。

 

また学校を休む日も必ず朝6時半には起こしている。

 

しかし、学校にスマホ取り上げる権利はないのである。もちろん毎朝起こすことだって出来ない。それが出来るのは親だけなのだ。

 

教室に入らないのなら、別室教室で学習するというあるのだろう。しかし、それがいかに教員に負担をかけるかはよく知っている。

 

別室用の人員がいない場合、教員は2つの教室を抱えることになる。しかもたった1人のために。これは忙しい現場にとって想像以上の負担だ。

 

だから安易にお願いはできないと思っている。

 

それにいざ始まったとしてもプリントに取り組むぐらいの学習活動になる。教室で受ける授業に比べると、その教育効果は遥かに低いだろう。

 

このまま学校に行けないことも想定してオルタナティブスクールなるところも調べてみた。

 

文科省が認可している学校で、そちらに行くことで出席扱いになるという。

 

しかし、民間であるが故にそれなりにコストがかかる。

 

また学習内容についても学校とは異なる。

 

私が見たアルタナティブスクールは農作業中心の学校だった。自然に触れる原体験をしながら、子どもたちのストレスを解消していく方針なのだろう。

 

しかしながら、我が子は夏休み中には祖父母の家で農作業をしているのである。

 

けして原体験が足りないが故にこうなっているとも思わないのである。

 

何もしないよりは良いのかもしれない。しかし、この時期に必要な学力が形成される場所ではない。そう感じたのもまた事実だった。

 

このように色々と調べてみて思ったことがある。

 

子どもが学校に行かなくなった時に学習の保障をしてくれる公的な機関はほとんどないのが現状なのだ。

 

これが悪いことかと言えば、そうとも思わない。

 

安易に別室や他の学校での学習を進めた結果、元の学級に戻れなくなったケースもたくさん知っている。

 

学校にいじめなどの明確な問題がある場合はそれでいいと思う。しかし、うちの子の場合はそうではないのである。彼女はいじめられたわけではないし、勉強もやろうと思えばできる。しかし、学校に行けないのである。

 

このように我が子が不登校になって、学校の支援の限界を感じているところがある。

 

これはつまり、言い換えると、

 

 

不登校を解決できるのは親しかいない。

 

ということだ。

 

不登校の子を持つ親を追い込むつもりはないが、私自身が今そういう立場なのでこれは許されるのではないかと思っている。

 

子どもを不登校から救う。

 

それが出来るのは学校ではない。

 

私達親だけだ。

(続きはこちらから↓)

 

suno200002000.hatenablog.com