教職者K

教育について考えるブログ。

不登校の子たちに対する仮説。

最近この本を読んでたんですけど。

簡単に言うと。

 

学力向上、発達障害の軽減、産後うつの解消、老化の抑制、依存症の防止など、

 

ありとあらゆるものに運動が有効であるっていう内容で。

 

一言で言うと、

 

 

 

 

みんな運動しようね

 

 

っていう至極当たり前のことを色んな角度から理屈づけてまとめた一冊なんですね。

 

 

そしてこれを読んで私が思ったのがですね、

 

 

 

不登校の子たちに最も必要なのは、実は運動(エクササイズ)なのではないか?」


っていうことなんですね。

 

同時に多くの学校現場において不登校の子たちに対して運動のアプローチっていうのが少ないんじゃないかなと。

 

ちなみに不登校の要因の第一位は、「学習不安」です。

 

不登校で学習に遅れが出れば進路にも影響が出ますから、限られた本人と教員との接触機会の中ではカウンセリングだったり学習支援なんかが行われる事が多いんですけど。

 

でも彼らが抱えている学習不安というものが、発達障害からくる学習不安なのだとしたら。

 

発達障害に対して、薬を飲むことと同じくらい、もしくはそれ以上に運動には効果があるのだとしたら。(そうこの本に書いてあります)

 

不登校の子たちには運動というアプローチの方がより適切なのではないかって気がしたんですよ。

 

これは私の経験からも言えますが、不登校の子は運動してない子が殆どです。

 

逆に学力が低くても運動している子、部活に熱中している子は通い続けます。

 

それは部活に役割があるから、というのもあるかもしれませんが、運動によってストレスが軽減され、脳が適切な状態に保たれているからかもしれません。

 

不登校の子たちは動く機会が極端に少ないですから、お腹も減りませんし、疲れないので眠気も襲ってきません。

 

ひどくなってくると、昼夜が逆転し、顔も青白くなって痩せ細っていきます。

 

だからこそ、運動のアプローチがもっとあって良いんじゃないかと思うのです。

 

不登校の子の多くが学校に対して恐怖を感じています。

 

しかしながら、人間は走りながら難しいことは考えられないわけですから、

 

極端な話、

 

 

校門に向かって全力で走らせてみたらいい

 

 

と思ったんですね。

 

嫌なら歩いて戻らせたらいいし、行動認知療法の世界でもこれに似た手法が使われるようです。

 

走って疲れれば腹も減りますし、眠くもなります。

 

何より運動することで不登校の子たちが抱えている「学校に行けない」という大きなストレスの軽減になるはずなんですよ。

 

なのでね、文科省不登校の子たちが学校に来たら

 

 

 

 

 

ビリーズブートキャンプ

 

 

をやらせるように今すぐ通達を出すべきですね。

 

ビリー隊長に心身ともに鍛えてもらう。

 

そしたら、もう間違いなく、

 

 

 

 

 

 

 

次の日から来なくなりますね。

 

 

その辺が難しいとこなんですけど。勉強も運動も苦手って子多いですからね。

 

何にせよ、本人が楽しめる範囲のエクササイズを提案するっていうのが、学習支援よりもよっぽど大切なんじゃないかって思ったので書いておきます。

 

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました。