
今回は、「人は変われる」ということをテーマに記事を書こうかなと。
久しぶりに、かつてバレーボールで関わった教え子たちや保護者の方々と再会する機会があり、その中で特に印象的だった一人のエピソードを紹介します。
再会の場と集いの意味
就職を機に教え子たちがそれぞれの道へ進むという節目に、皆で集まる会が開かれました。
昔から仲の良い保護者も参加するこの会に、私も招かれて足を運びました。
再会の場は、ただ懐かしい顔ぶれに会えるだけでなく、それぞれが歩んできた道のりや成長を改めて感じる貴重な時間となりました。
手のかかっていたあの子の軌跡
中学校の頃、衝動性が強く、時には他の子に対していきなり平手打ちしたり、殴りつけるといった行動に出るような、発達に特性があって他の子と同じように活動するのが難しい子がいました。
小学校時代には、授業中に座っていられないので校長先生と一緒に外を散歩して過ごすほど、その衝動性が目立っていたそうです。
お母さんも悩みながら、発達障害のカウンセリングを受けたり、朝は自分の仕事を少し削って学校に送り届けたり、迷惑をかけた相手に菓子折りを持って頭を下げに行くなど、大変な苦労をされていました。実際に特別支援学級に入れるか迷うこともあったそうです。
ただ、運動能力は非常に高くて、中学校では私のいた部活でエースとして活躍します。しかし、その時もやはり衝動性はあり、強すぎる自分の闘争心をうまく抑えられない様子は見て取れました。
そして、時は流れ、その子は運動神経の高さを武器に、大学でもスポーツに励むことになりました。
なかなか出場機会がなかったのですが、大学四年目でようやくレギュラーに。
今までデータのないノーマークの選手が出てきたことから、相手は対応出来ず、いきなり得点王争いに絡む活躍を見せます。
そしてこの姿を実業団のスカウトに目をつけられ、今春からは実業団で働きながらスポーツを続け、選手として活躍する道へ進むことが決まりました。
成長の証—落ち着いた大人へ
再会したとき、その子は昔の衝動的な面影はどこにもなく、立派に大人として、スポーツに対する情熱と責任感を兼ね備えていました。
かつての多動性や衝動性、そして強い闘争心が、今ではスポーツの場でプラスに働いているのだと実感しました。
この話を聞いてこれまで保護者の方がしてきた苦労が一気に「天才のエピソード」に変わったかのように感じられ、これからの活躍に大きな期待を感じました。
これからの新生活と未来への期待
春からは新たな生活が始まり、その子は実業団選手として、会社の仕事と午後のスポーツ練習という二刀流の生活がスタートします。
半年後には、名前入りタオルが販売され、応援される立場になるという夢のある未来です。
もしかすると、オリンピックへの挑戦も視野に入ってくるかもしれません。
私自身、こうした教え子の成長を間近で見ることができ、本当に感動しました。
人はどんなに過去に問題があったとしても、努力と環境次第で立派に変われるものだと確信させられたのです。
そしてこれは多くの発達障害に悩む親御さんにとっても、希望の光となるエピソードではないでしょうか。
おわりに
人は変われる――まず大人達がそう信じて子供の成長を見守ることが大事だと思いますし、過度に悩む必要はないのだなと、その子の姿を見ていて思いました。人間て成長するんですよ。
教え子たちの活躍を心から応援しながら、今後も彼らの未来に期待し続けたいと思います。
この記事が、皆さんの励みになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。