さて皆様、お盆をいかがお過ごしだっただろうか。
私といえばこの夏印象に残ったこととしてアガサクリスティーの「そしてだれもいなくなった」を読んだことが挙げられる。
「そして誰もいなくなった」といえば名作の呼び声が高い訳だが、そういえば読んだことがなかったので、この夏休みに読んでみた訳である。
これがまぁすごい。びっくりした。神秘的な謎とそれを成立させる圧倒的なロジック。10人の登場人物が次々と帰らぬ人となっていくわけだが、登場人物の書き分けと、印象に残る作品のタイトルが実に見事。とにかく力強い文章に私はとても驚かされたのである。これが1939年、つまり90年も前の作品だとは到底思えなかった。
そしてこの本を読んだことがこの夏休みのトップの思い出になるほどに、私はこの夏を十分に過ごすことができなかった訳である。
まず、お盆に入ってすぐに原因不明の39度近い熱が出た。コロナは陰性だったが、念のため隔離。2日ほど熱が下がらず、この猛暑の中で寒気が止まらないという事態に陥った。
そして私が回復したと思ったら次は娘が発熱によりダウン。私がうつしたのだと、みんなから白い目で見られ、お盆で帰省してきた従兄弟も疲れからかダウンしてしまう。
そして娘が回復した頃には妻が発熱によりダウンである。次々に倒れていく我が家のメンバー。残されたのは1歳の息子のみという状況になった。
そしていよいよ、新幹線で実家のある長野にむかう、という日の朝である。
「〇〇、熱があるんだけど…」
妻からの報告に驚く。なんと息子まで38度越えの発熱である。息子も発熱し、一家全員が倒れるという夏休みになってしまった。
私はまさしく、
だなとアホなことを考えていた。高熱を出している息子を連れ回しての旅行は危険だと判断し、急遽新幹線をキャンセル。孫の帰省を楽しみにして準備していた実家の両親には大変申し訳ないが、我々は(実家に)帰らぬ人となったわけである。
とまぁこんなしょうもないことを書けるほどに今の私は回復したわけだが、具合が悪い時は本当にもうこのまま死ぬんじゃないかというぐらい苦しみ、改めて健康の大切さを思い知らされた。
(私は経験のない体の辛さから冗談ではなく「白血病 症状」でネット検索していたほどである。)
さて、今日から仕事がまた始まる。今日の朝は布団から起き上がりたくないという気持ちと戦い続けていた。
また仕事が始まるが、まずは健康を第一に。
そのことを大切にしてお盆明けも頑張りたいと思った夏休みである。
