最近この本を読んでいて、色々と思うことがあったので書いておきます。
こちらは「お金の増やし方」ではなく、「お金の減らし方」について書いた一冊。
作者は37歳の時に作家として大当たりし、億を超える印税収入を手に入れます。
そんな作者ですが、お金はもう増やしたく無いので投資はしません。「必要なものは買わない。欲しいものを買う」というモットーの下に、収入の10%を欲しいものに当てていきます。
最終的には収入が増えたこともあって庭に鉄道を敷くなど、自分が本当にやりたかったことを叶えていきます。ニーサなどが流行る今の時代と逆行したお金の使い方とも言えますね。
最近この本以外にもお金の使い方について考えさせられることがあって。というのも、身近な人に某有名バンドの追っかけをしている方がいるんですけど。
おっかけすぎて親族とも実家にてご飯食べてるレベルみたいなんですね。当然各ライブにも頻繁に行きますし、ライブ終わりの飲み会もその人がセッティングしています。
お宝グッズを保管するマンションまで借りているんですね。
すでにそのバンドにかけてきた金額は数千万にも登るというのです。
人によって感じ方は様々だと思いますが、私は単純にこの話を聞いて、そこまで好きなもの
、他人を気にせずに打ち込めるものがあって羨ましいと思ったのです。
私はバレーが好きですが、毎週のように県外遠征に行くほどでもありませんし、フランスまで試合を見に行くほどでもないです。
洋服も好きですが、何万もするTシャツを何枚も買うほどではありません。
本も好きですが、最近はスペースがないので買ったらすぐに売ってしまいます。
つまり、私の好きはその程度のことなのかもしれないと思ったのです。
欲しいけどお金がないから買えないじゃなくて、その程度の欲しさ、好きの程度なのかもしれません。
なんというか、改めて自分が本当に好きなものってなんなのだろうか。
自分は何のためにお金をためているのか。
お金を増やすことよりもいかに減らすかを考えることの方が人生の意義を考える上では有効なのではないかと考えさせられました。
さて次は何にお金を使おうか。私の本当に欲しいものってなんだろうか。
そんなことを考えさせられる一冊になっています。
次に何読もうかなっていう方におすすめの一冊です。気になる方はぜひどうぞ。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!