生徒たちから、卒業する前の授業で『自分の教科じゃない教科の授業をやって欲しい』というリクエストをされましてね。
例えば、理科の先生が数学を教えたり、国語の先生が英語を教えたりする。自分の教科でないものに先生達がどうアプローチするのか見てみたいという希望でした。(よく思いつきますよねー)
私はこの発想が面白いと思いましたが、やっぱり用意する側としては慌てますよね。
色々考えましたが、ねずっちの謎かけの本を読んでいたので、それを国語のトーキングメソッドという形で取り入れて実施することにしました。
前半はクイズ形式で謎かけを出題し、生徒たちにグループで解いてもらいました。
例えば、「秘密とかけて漫画家ととく。その心は?」という問題を出したり。(答えは『隠し事』(書く仕事)
「誘拐とかけてものが飛び交う夫婦喧嘩ととく。その心は?」とか。(さらわれる(皿われる))
問題解きながら謎かけの作り方を説明した上で、後半はクラスや学校をテーマに生徒たち自身がオリジナルの謎かけを考える時間を設けました。
そして最後に、謎かけの要素を用いて振り返りを書く課題を出しました。
こういう流れがあったので私は卒業式の挨拶でも謎かけを交えてスピーチしてたんですよね。
「君たちは私にとってビールのような存在でした。
会わない(泡ない)と寂しいです」
みたいな感じで。
こういう流れがあったので、卒業式後の最後の学活では、一人ずつスピーチをやったんですけど、みんな謎かけで喋ってくる。意図せず謎かけ大会のようになってしまいました。
「このクラスは方言きつい人が市場へ行くようなもんだと思ってます。史上最高(市場さ行こう)。」
皆が謎かけを出し合い、楽しい時間を過ごしました。涙とはならず、思ってたのとは違いましたけどまぁいいかって笑
結局盛り上がっちゃって。
1時までに帰さないといけないのに、うちのクラスだけ終わらない。
「早くかえせ」と他の先生から怒られてしまう惨事(3時)になってしまいました。
帰りが遅くなってしまいましたが、それでも皆が楽しんでいたことが嬉しかったです。
私の意を汲んでスピーチ考えてきた彼らに賛辞(3時)を送りたいですね。
とりあえず、謎かけみたいな関係ないことも読んどくと使えるなと。
暇な時間を有効に使うことは、将来の対応力にも繋がると感じました。
だからこそ、この時期には専門の本だけでなく、自分の興味や関心を深めることも大切だと思っています。
さて次はどんな本を読みましょうかね。
皆さんの参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました。