最近この本読んだんですけど。
仕事辞める事を発表した鈴木おさむさんの本ですね。
30.40.50代にはとにかく刺さる内容なんじゃないかなと思いました。
大体本て前半だけ面白くて、あとしょうもないこと書いてるもの多いんですけど。
でもこの本は久しぶりにずっと面白いなと思いながら読んでいました。
いかに私に刺さった言葉を引用しておきます。
仕事の結果だけで出世する人と、出世を目指して出世する人とでは大きく違います。残念ながら、出世を目指して出世する人の方が多い気がします。 仕事の結果だけで出世をしている人って、上の人からしたら「怖い存在」だと思うんですよね。 自分に媚びることなく結果だけで将来を生む。
30代で大事なのは、上からの信頼と下からの信頼。上からの信頼に必要なのは、「プラス1の根性」です。「根性」と言うと古臭く聞こえますが、パワハラに対して厳しくなっているこの時代に、1時間早く会社に来るとか1時間残業ではなく自分で勝手に仕事するとか、上司が部下にやれと言いたくても言えないことをするのは大きなプラスになるでしょう
もし自分に今、夢があるなら、その夢を笑わない友達と一緒にいた方がいいと。 夢を笑うやつは友達じゃない。その夢を見るあなたに対して、嫉妬してるだけなんだと。
この辺が刺さりましたね。
確かに「出世目指して出世する人」っているなって。本人は否定するでしょうけど、それが滲み出ちゃってる。そして学校だとそういう人は子どもに向けてというよりも上司に向けてどう良い顔をするかを考えるようになります。
私はそういう人がめちゃくちゃダサいと思うんですよね。超カッコ悪いなって。
私自身は仕事の結果だけで出世するならまだしも、そうじゃないならこのままでいいなって思います。なんにせよ、「出世を目指して出世する人」にならないように気をつけないといけないと思いましたね。
あとプラスワンの努力ってのもその通りだなと。結局上から何か言われてやる人ってのはそこまでなんですよね。どれだけプラスワンの努力ができるか。どの世界でもそれは同じだと思います。
本を読んで改めて私も仕事を辞めてみたいと思いましたね。
語弊があると思うので一応書いておきますが、「辞めたい」じゃなくて「辞めてみたい」。
仕事を辞めたらどんな新しい世界が広がるのかに興味があるんですよ。
それに、自分の中にも「なりたかった自分にはもうなれたんじゃないか」っていう思いがあるんです。
私としては中学校の時に出会った先生に憧れて教員になったわけなんですけど。
すでに私みたいになりたいと言って教員になった教え子もいるんですよ。
だから、自分の目指してたところには辿り着けた気がしているんですよね。
じゃあここからどうするか、どんなジジイになりたいのか、っていうところについてはまだ自分の正解や憧れが見つけられていない段階にいます。
金銭的にも社会的な地位としても安定しているし、人との繋がりも多いからまだここにいるって感じですね。
でも、心の中でこのままで自分は満足出来るのかって事を常に思い続けているわけです。
もちろん家族もいますし、自分のことだけ考えるのがいけないのも分かっています。辞めることが目標になってはいけないでしょう。
でも、この仕事を辞めたいと本気で思えるほど、自分にとって夢中になれる新しいものを常に求めているのはありますね。
結局のところ、自分の生き方に満足できるかどうか、自分の人生という唯一自分で作れるストーリーに納得出来るかだと思うんです。
このままここで教員をやって、自分はそのエンディングに満足できるのか。
その事を問い続けたいと思います。