教職者K

教育について考えるブログ。

いい先生の正体とこれから教員を目指す学生に贈る言葉。

 


今の学校に来てから,

 

「この人良い先生だなぁ~」

 

って思うことが多いんですよね。

 

なんというか,仕事してて

 

「この人に自分の子供任せたいな」

 

「この教科を教わるならこの先生に見てもらいたいな」

 

って思う確率が高いんですよ。

 

正直これまでいた学校では学校に1人か2人そういう人がいるかどうかって感じだったんですけど。

 

今いる学校は中高一貫進学校で,ある程度能力を買われた人が来てますから,当然ちゃ当然なのかも知んないんですけど。

 

ただ,段々そういう先生方の学歴が分かってきたんですけど,私がそう思うほとんどの方が

 

かなりの高学歴

 

なんですよね。

 

 

正直なところ

 

「え、なんで教員になったんですか?」

 

「あなただったらもっといくらでも給料いい仕事に就けますよね??」

 

「普通その大学を出て教員になりますか?」

 

っていうレベルの学力の人が教員ていう仕事の可能性の大きさとか,やりがいに惹かれてこの仕事を選んできてるわけです。いるんですよね,そういう変わってる人(笑)

 

 

そこから私が思ったことなんですけど。

 

実は漠然と考えて来た「良い先生」っていうのは実は「本人が高学力の先生」だったんじゃないかなって。

 

自分が学生の頃漠然と「良い先生だな~」って思ってた人たちも実は,めちゃくちゃ勉強ができる人たちだったんじゃないかって。

 

そう思ったんですよ。

 

ほら小学校とかってそんなに難しいことやらないですし,そんなに教師の学力とかって指導力とは関係なさそうじゃないですか。むしろ熱意とかなのかなって。

 

でも今回の異動ではっきり分かったんですよね。

 

本当に良い教員になりたかったら,相当勉強できないとダメ

 

なんだなって。

 

更に頭いいだけじゃなくて,そこに加えてコミュニケーション能力も教育に対する熱意も求められますから,ある意味でこの中で認められるっていうのはもう相当難しい話になってくるんですよね。

 

不祥事ばっかりを伝えるニュースとかじゃ分からないと思いますけど,教員の世界もトップの世界は本当に優秀で,相当にキレる人たちがいるんですね。

 

だからこれから教員になろうかなっていう学生に言っておきたいんですけど。

 

今のうちにめっちゃ勉強しといたほうがいいよ

 

ってことは言っておきたいですね。

 

まずはこれが出来ることが良い教員になるために出来ることの第一歩なんじゃないかなって。

 

私自身,良い教員になろう,もっと成長しようと思えば思うほど,学力っていう壁が自分の前に立ちはだかってきてるっていうことを感じてるんですよね。今更なんですけど、学生時代の勉強がいかに大切だったかを思い知らされてるわけです。

 

例えば社会の授業をもっと深めようと思ったらもっと歴史についての色んな本を読まないといけないわけですけど。

 

その本をまず自分が理解できているのかっていう読解力が求められるわけですね。

 

生徒指導にしてもそうで。

 

生徒指導のセオリーを色んな生徒に当てはめて最適解を目指すっていうのは,数学の公式を用いて問題を解く感覚に近いんじゃないかって思います。

 

更に最近,大手の塾を講師にした海外大学への進学に関する講義があったんですけど。

 

当たり前のように全部英語ですからね。

 

質問ももちろん英語ですよ。(もう黙るしかないですよね,私みたいなもんは!)

 

なのでね,勉強するなら脳が柔らかいうちに。

 

良い教員になろうと思ったら,なってからじゃ遅い

 

って割と本気で思うんですよ。

 

だからまぁ私も頑張りますわ。段々しんどくなってきてますけど。

 

この文章を読んでくれてる教員志望の大学生に送りますよ。

 

一緒に働ける日が来るように頑張ってくださいね。

 

私もあなたが追いつけないくらいに勉強するんで。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!