サクッと最近読んだ本の紹介です。
書店ぷらぷらしてる時に見つけたのがこちらの「二木先生」。
そういえば、鈴木祐氏のブログである「パレオな男」で紹介されていたのを思い出して書店で買って読んでみたんですけど。
これは、面白かった。
内容としては、担任の先生の秘密を知った高校生がその秘密をネタに先生を脅していくというお話し。
その生徒からの脅しを先生は巧みにギリギリのラインでかわしていきます。
この主人公の高校生もそうですが、登場人物全員に一癖あり、その先生と生徒との緊迫感のあるやりとりが実に見事。
そしてその難しい人物設定が説得力をもって書かれているあたりが実に凄い。
主人公はちょっとズレてるし、担任は変態だし、同級生は究極に嫌なやつっていうその辺のクセのあるキャラクター設定が徹底していましたね。
あと教員がいけないことしてるっていう設定がなんだか職業柄色々と感じるところがありましたし、読んでいて常にはらはらするスリリングな展開になっていました。
特にラストの先生と生徒を巻き込んだ、教室で起こる大オチには感心すらしてしまいました。いやーよく出来てるわ!
ということで新しい才能に出会ったなと感じさせてもらった本でした。この作者が本出したらまた読んでみたいなって思いましたね。
ということで、この夏、休み中に読めるなんか面白い本ないかなっていう人におすすめの一冊です。
興味のある方は是非どうぞ。
読んでいただき、ありがとうございました!