最近読んだ本で特に教員にもおすすめできると思った本の紹介です。
まずこちらの栗山ノート2。
1も読みましたが、2の方が面白い。WBCの裏側や、古典に基づく人の動かし方は参考になります。
やっぱりよく勉強してる人だから、あぁいう劇的な試合ができるんですよね。栗山監督の真摯に野球に向かい合う姿勢は世界一になった日本代表の監督に相応しいものだと思いました。
私も指導者の端くれとしてとても刺激を受けた一冊。
指導者じゃなくても、WBC見てた方なら楽しめる内容だと思います。おすすめです。
そして次がこちら。
森信三の「教師のための一日一語」。
栗山監督が古典読みまくってるのに触発されて、本の中でよく出てくる森信三先生の本を読んでみようと思ったわけです。
これがまぁ、びっくりするぐらい古くない。戦後の教育を支えた人ですが、今こそ必要だと思うような教育論。
今の私にズバズバ刺さる言葉ばかりで、ページごとにメモしたくなる名言ばかりでした。
単純に教育論だけでなく、家庭生活や酒との付き合い方など、その幅広くて深い洞察は本当に見事。
私自身は読んでいて、
「そうそう、こういう先生になりたかったんだよね!」
っていう気持ちを思い出させてもらった気がします。
なんだか、最近の教育って「働き方改革」とか「ICT」とかが話題のトピックになって来ていて。
それももちろん大事なんですが、そもそもの「人を育てる面白さ」「人を育てる人間とはどうあるべきか」みたいなのが、ちょっと軽視されてる気がするんですよね。
今の教育界が新自由主義の流れの中にあってしんどいところにあるのは間違いないですが、それ以上の魅力と、社会的な価値がこの仕事にはあると思うんですよ。
その点、この古典的な一冊を読んだことが自分がそもそも何で教員になろうと思ったのかを思い出させてくれたように思います。
戦後の日本を支えた教員達のエネルギーとか情熱って本当に素晴らしいものがありますよ。
ちょっとこの一冊が面白かったので、次は渋沢栄一とか、内村鑑三とかの古典を勉強しようかなとも思っているところです。
また面白い本があったらご紹介したいと思いますね。
夏休みあけもしんどい時もあるでしょうが、お互い励まし合って頑張りましょう。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!