そもそもこれだけブラック校則無くせって言われているのに、なぜ日本中にブラックな校則が残り続けているのかを考えていたんですけど。
個人的には2つあるのかなと。
一つ目が
変えるまでの手順が決まっていない
ことなんじゃないかなと。
憲法にあるような明確な改正までの手続きが、校則の場合だとほとんどの学校でないんですよ。
そうなるとどうなるか。
例えば、
「もう靴下の色を指定するのは古いから変えましょう」
という意見が出てきたとしても、
「靴下の色変えたら風紀が乱れる」
「これまで伝統として守ってきたOBの意見は?」
「保護者にもヒアリングしないと」
「子ども達はどう思ってるんだ?」
みたいな意見が出てくるわけで。
どうなったら改正できるのか探るのがまず大きな障壁になるんですよね。
学校だと子ども達に一番近い若い教員が新しい感性でこういう発言をしても意見の強い年配層の教員の意見に負けてしまうところもあります。
だから、以前も書きましたが、校則の決定権は校長にありますから、校長が新しい感性を持っている人で、トップダウンで変えてしまうのが一番楽なんですね。
しかしながら、
校長は何もしない方が楽
っていう構図があると思うんですよね。
学校現場は昇進していくと、教頭という役職で保護者やら教員やら校長に挟まれて大変な思いをするわけで。
そこから昇進して校長になってからも攻めた経営する人は相当珍しいですね。よほど余力残してる人でないと。
管理職だと1、2年で転勤が常だと考えるとあまり波風立てたくないというのもあるでしょう。
だからですね、校則そのものが問題なのではなくて、それを取り巻く環境とか決定のプロセスに問題があるのかなって思うんですよね。
このような状況を打破するためにも、私は個人的には
生徒総会を変える
っていうのが良いんじゃないかと。
そこに地域代表、生徒、教員、保護者を入れて。
テーマをポンと与えて議論させる。
散々喋らせておいて最後校長が決定です。
どこの学校も生徒総会ってシナリオ通りで面白くないんですよ。
あと少なからず
自分ごとになれば文句はでない
と思うんですよ。大体文句言うのって対して考えてないやつですからね。
校則にしてもそういう場を設けていれば、みんなで決めたんだから守ろうになるんじゃないかって。
何より学校の経営に参画してる感覚が色んな人をポジティブにさせると思います。
なので今後のアイディアとして書いておこうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました!