ずっと見たかったんですけど。
ようやく映画見たんで忘れないうちに感想書こうかなと。
まだ見てない人は多少のネタバレを含むので見てから読んで頂けたらと思います。
ということで、スラムダンクの映画観てきました。
間違いなく自分の好きな漫画ベスト5に入る漫画なのでめちゃくちゃ楽しみにしてたんですけど。
そもそも井上先生の絵が動いてることに感動ですよね。
アニメ化されてた時の絵ってちょっと井上先生の絵と違うんですよ。ちょっと洗練されてないというか。
その井上先生の絵が動いてるってことがまず原作ファンとしてはたまらないですよね。
あと筋トレしてる身としては各キャラの三角筋の描き方がかっこいいなって。
肩の筋肉って人間の横幅を決定する筋肉なんですよ。そしてその横幅の先端に丸く発達した肩の三角筋があることで逆三角形の体型が際立つんですね。
その三角筋の描き方も全員違うからすごい。
キャラクターに合わせた精密な描き方なんだなって改めて思いましたね。
それでいてあの名シーンが動くってのはファンとしては嬉しい限りでしたわ。
あとやっぱり宮城リョータの過去と未来が見えたっていう点でスラムダンクの漫画の頃の伏線が回収されてるというのもファンにはたまらない点でしょう。
(宮城と桜木が仲良くなったところとかもなんとなく繋がるというか)
私は正直何度か声出したくなる場面がありましてね。
湘北が得点するシーンなんかは隣に人が居なかったら
「っしゃあー!!」
って叫んでたかもしれません。
これ映画館に要望なんですけど、声出しOKで湘北と山王サイドに分けて応援させて欲しかったですね。それくらいの没入感というか。実際の試合見てる感じでした。
(今後はサポーター入れて応援ありのスポーツ映画もありなのかもって新しい映画の可能性を感じました)
あと没入させといて最後無音っていうあたりが本当ににくい演出でしたね。
ということでファンにはたまらない映画になっておりました。
しかしながら、あえてちょっと残念だったところをあげるとしたら、
それは、
ミキオの扱いが雑
ってとこですかね。
原作だと今後のために山王が経験積ませるためにだす選手でゴール下で強さを見せるんですけど。
映画では説明がないんですよ。
いきなり出てくるでかい人になっちゃってる。
そして後半そのミキオと赤城のミスマッチから失点するシーンが続くんですけど。
説明がないからミキオただのウィークポイントになってるんですよね。その辺全ての人にスポット当てる井上先生らしくないなってちょっと思っちゃいましたね。
あとやっぱり桜木花道だけはアニメのイメージが強いので元の声優さん使って欲しかったかなって。
そんなことを思いましたわ。
そして改めて思ったのは、私は井上先生が描く子どもが好きってことなんですわ。
やっぱり目ですかね。
可能性に溢れてるなって思うんですよ。
記念にもらったポストカードはこっちの面で飾っとこって思ってます。
いやでも本当に見れてよかったです。
実は私、年末の最後の最後に保護者と大揉めしましてね。
これもしかしたら処分あるかも?っていうレベルだったんですよ。
その大一番の面談の帰り道にこの映画見たんですけど。
今年最後に見れて良かったなって。
嫌な気持ち上書きしてもらったというか。
頑張らなきゃなって。
(ちなみに一番共感したのは「必要な経験を…」って祈願した沢北が負けて号泣するシーンでした)
あと自分は
恵まれない環境の子が頑張る
っていうシチュエーションが好きなんだなって。
もっと言うと
その手伝いに関わるのが好き
っていうのに今回映画を見た事で気づけた気がします。
だから今の学校の子達はちょっと生まれた環境が恵まれすぎてるんですよね。どうしても「どうしたらこいつら倒せるかな」って考えながら見てるというか。
自分がやりたい教育がなんなのかが少し見えた気がします。
なのでスラムダンクファンには是非とも大きなスクリーンで見てほしい作品になっております。
皆様に是非見て頂けたらと思います。
読んでいただき、ありがとうございました!