教職者K

教育について考えるブログ。

犯人はこの中にいる。

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この前久しぶりに練習試合したんですけど。

 

私のこれまでの勝ちパターンっていうのは、私が相手チームの弱いところを分析して指示を出して、そこに徹底的にボールを集めるってやり方なんですね。

 

さらに選手達には厳しい言葉かけながらハッパをかけて練習で追い込むっていう感じなんですけど。

 

でもコロナのせいもあって練習してないですから、全然出来ない訳ですよ。

 

私の指示通りにまるでボールが運べない。

 

ハッパかけようと思って厳しいこと言い続けたんですけど、勝てないし、更にはセット追うごとにどんどん点数離れていってしまったんですね。

 

こりゃちょっとまずいなとさすがの私も思い始めましてね。

 

これ今まで通りにはいかないのかもなと。

 

そもそも練習してないのにパフォーマンス求めるのってどうなんだろうって。

 

もっというなら、コロナで大会が本当に開催されるかどうかも分からないわけです。

 

子ども達は練習試合も2ヶ月ぶりとかなんですね。

 

これが最後の対外試合になったとしたら、そんなつまらない思い出でチームを終わらせてしまって良いのだろうかと。

 

そう思ったからもう細かいミスは目を瞑る事にしたんですよ。

 

むしろ攻めに行った結果出たミスについてはしっかり褒めるようにした訳です。

 

結果的になんですけど、そうやって私が方針転換した瞬間に、

 

これまで一回も勝てなかった相手に普通に勝てた

 

んですよね。

 

ようやく分かりました。

 

戦犯は私だったんだなって。

 

もう明らかに子ども達が伸び伸びやってて。プレーがそれまでのセットとまるで違う訳です。

 

気持ちのノリがボールに出てて、こんなに上手くなってたんだなって思いましたよ。

 

これまでの子達はハッパかけても反発で伸びてきたんですけど、今年の子達についてはそこまで私との時間を共有してませんから、そういう追い込まれる状況に慣れてないんですよね。

 

そこを分からないままいつも通りの自分のやり方を押し付けようとしていた私の明らかなミスでしたね。

 

なんというか、それが分かったので私から子ども達には「俺が悪かったんだな、本当にごめん」って話をしたんですけど。

 

本当に子ども達のパフォーマンスを下げるなんてしょうもないコーチだと思いますけど、それでも自分の中にまだ子供に謝れる感覚が残ってて良かったなとは思いましたね。

 

まぁなんというか、一つ自分の中でまた新たな発見が出来た気がするので、備忘録として書いておきます。

 

大会は来週なんですけど、少なからず子ども達がバレーできることを楽しんでくれたらそれで良いんじゃないかと思っております。

 

頑張ります。読んでいただき、ありがとうございました!