教職者K

教育について考えるブログ。

今年の戦略

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この前3年生が引退したかと思ったら,もう来週に新人戦が迫ってきているわけです。

 

今年のチームについては,ほとんど試合経験もないし,バレー自体も初心者が多くて。

 

更には新型コロナウィルスの影響でほとんど夏休みも練習出来ないという状態だったので,ちょっと形にならなそうなんですね。

 

ただ,子ども達は練習を一生懸命やっているので,私なりに戦略を授けて何とかしてやりたいと考えているわけです。

 

ちなみに戦略とは

 

やらないことを決めること」

 

ですから,私が新チームでやらないと決めたことについて書いてみたいと思います。

 やらないこと① パス

バレーボールの基本中の基本の練習ってパスなんですね。二人一組でパスをしあうやつ。

 

どこのチームもこの練習を当たり前にまずはやるんですが,私は今年この練習をほとんどしていません。

 

なぜなら,出来ないから。

 

パスをするには正確に相手がとりやすいところにボールを返す必要があるわけなんですが,初心者でボールコントロールが出来ないのでパスをやってもすぐボールが落ちてしまって効率が上がらないんですね。

 

それに,パスっていうのは味方が出してくれた取りやすいボールを取る練習なわけで。試合では早いボールばっかり飛んでくるわけですから,あんまり実践的でもないわけです。

 

だから私は,代わりに私がサーブを打ってそれをレシーブして相手コートに一本で返す練習をしているわけです。

 

反対コートにも選手を入れて返ってきたらボールを落とさないように一本で返す。いわば卓球みたいな練習をひたすらやってるわけですね。

 

なので,

 

パスは出来ないけど,来たボールを一本でなら返せる

 

ようになってきているわけです。新人戦は相手のミスもありますから,まずはそうやって一本で返してしまって相手のミスを待つ作戦ですね。

 

やらないこと② スパイク

次にスパイクです。これもバレーの花形だと思うんですけど,スパイクって難しいんですよ。

 

レシーブ・トスが正確に上がってこないとそもそも打ちに行けないし,力強いスパイクを打つには身長だったり,タイミングを合わせることが必要だったりと初心者にはハードルが高いんです。

 

なので,上のように一本で返す。もしくは一球目がコート内に上がったらセッターが2本目で相手の居ないところに返してしまうように練習しています。

 

下手に三球目を打ちに行くよりもそっちの方が失点が少ないと踏んでいるわけですね。

やらないこと③ エース

バレーボールにおいてエースっていうのは大体左前に配置するんですね。

 

これは長く前衛を出来て,得点につながりやすいからなんですけど。でも今年についてはそういう考えもやめました。

 

一番スパイクが打てそうな運動神経のいい子は,あえての後衛,右下の位置からスタートです。

 

なぜなら

 

 

スパイクまで行かないから

 

 

ですね。一本とか二本で返す想定で練習していますから、そこにおくことにメリットがないわけです。

 

チームの中でエースの子のサーブが一番得点力があるので,サーブが多く回る右下の位置に配置した方がいいと踏んで,エースらしくないポジションからのスタートにしたわけです。

 

このように色々考えて練習やってるんですけど,実際にはちょっと厳しいですね。

 

練習試合でも相手チームもそんなに強くないにも関わらず,まだ一セットも取れてない現状。

 

それでもどこまで伸びるのかが楽しみで,毎日ワクワクしながら私はやっております。

 

新人戦は来週の土曜日。やれるだけ頑張りまーす。

 

読んでいただき,ありがとうございました!