教職者K

教育について考えるブログ。

ハンター冥利につきる。

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無事に体育祭終わったんですけど。

 

生徒達の笑顔と涙の見られる良いものになりました。

 

応援でも無事賞が取れて良かったなと。

 

ちなみにこれまで私は3年生を何回かもってるんですけど、全てのクラスで賞を取ることが出来ています。

 

勝因はなんなんだろう、って自分なりに考えてみたので偉そうに書いてみますね。

 

他の先生達はわりかしもう好きに生徒にやらせてるんですよね。今はネットに情報が溢れてますから、ダンスでも応援でもいくらでも検索すると出てきます。

 

それらを生徒達は自分で調べて、アレンジしたりしながらやる。生徒の好きにやらせて、あとは見守るだけっていう先生も多いんですけど。

 

でも私はそれってちょっと生徒の満足度に繋がらないんじゃないかなと思ってるんです。

 

というのも、選択肢が多すぎると人ってかえって満足度が下がったりするんですよ。

 

ジャムの法則ってのがあって。

 

5種類ぐらいのジャムと30種類ぐらいのジャムでどっちのがよく買われるかっていう実験があるんですよ。

 

多い中から選んだ方が満足度高そうなもんですけど、実際には少ない選択肢の方が購買につながったし、満足度の向上に繋がるっていうデータがあるんです。

 

人って選択肢がありすぎると迷うし、選択した後も、「これが正解だったのか」って思ってしまいがちなんですよね。

 

だから私はこれまでの経験から審査員受けしそうなダンスとか、演舞とかを毎回ある程度生徒に示すようにしてるんですよ。

 

「私はこれを提案する。ここに君達のやりたいことを選択肢としてプラスしてから、みんなにどれやりたいか選んでもらおう」

 

そういって押し付けにならないように、生徒の出したものと私の出したものの中から選ぶ感じですね。

 

結局子ども達は経験があまり無いですから、「これがやりたい!」っていう気持ちはあっても、どういうものが大人の目から見た時に評価されるかは分かって無いわけですよ。

 

それに、ネットって選択肢があまりにも多すぎるんですね。膨大過ぎて調べ慣れしてない子ども達は上手く使いこなせなかったりする訳です。

 

(まだ泳げない子をいきなり海で泳がせるのに近いと思ってます。)

 

結局生徒達は私が示したものを選んでやった結果、狙い通り賞が取れたわけなんですけど。

 

だからある程度選択肢を作ってあげてるってところが勝因なんじゃ無いかなって思ったわけです。

 

まぁその点も含めて思惑通りにことが運んだので、私としては教育ハンター冥利につきますわ。

 

ちなみに人生で初めてがっつりコスプレしてメイクして参加したんですけど。

 

そしたらやたら小学生から話しかけられて。

 

「鬼滅はもう古いよ」

「やめた方がいいよ」

「今は呪術廻戦なんだよ」

「そこまでやったなら靴もちゃんと揃えた方がいいよ」

(靴だけ何かあった時用にスニーカーで参加)

 

って言われましたね。

 

この辺のリアクション、タムラ君の予想通りになってちょっと悔しかったですね。(ハンター冥利に尽きますね)

 

まぁそんな感じで楽しませてもらいました。

 

やっぱり三年生の担任が一番楽しいですね。ここを最大限に楽しむためにも一.二年生の頃の指導があるのかなと思ってみたり。

 

だから、12ってもって3で卒業させるっていうのは、やっぱり中学の教員として一番幸せな形なんじゃ無いかと再認識しております。

 

幸せな仕事させて貰ってますわ。まぁ次も頑張ります。

 

読んでいただき、ありがとうございました!