教職者K

教育について考えるブログ。

今学期締めの挨拶

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学年も終わりになってきてるので、締めの挨拶を子ども達の前でしたんですけど。

 

誰も興味ないと思いますけど、備忘録として何を話したか書いておきたいと思います。

 

『私からは学年の皆さんに3つのことを伝えたいです。

 

一つ目は感謝。

 

思い起こしてみれば今年はすごい一年でした。

 

コロナ、地震、断水…

 

国家的な危機ですね。

 

私自身を振り返ってみても、

 

まず、骨折。

 

さらには、スーパーでは中学生に輪ゴムをぶつけられ。

 

家の前には不法投棄をされました。

 

ずっと家庭の危機でしたし、そういう意味でうちは年中緊急事態宣言でしたからね。

 

まったくすごい一年ですよ。

 

思い起こせば一年前は授業が終わるのかどうかさえも見通しが立たない状況でした。

 

そんな中にあって君たちは授業を頑張り、また学年として様々な行事や新しいことにチャレンジしてきました。

 

これは君達の協力があったからであり、おうちの方の理解があったからだと思います。

 

みんなの頑張りには心から感謝したいと思います。

 

ただ、今学期の反省にこんなことを書いている人もいました。

 

「正直、もっと思い出作りたかったです」

 

「せっかくの学校生活の貴重な一年がこんな感じで終わっちゃいました…」

 

人によってはそんな感想を抱いたのも正直なところなのかも知れません。

 

学年の始めに〇〇先生から

 

「二年生はサンドウィッチの中身みたいなもの。全体の味が決まる大事な学年なんだよ」

 

と言われましたね。

 

だからもしかしたら、人によってはあんまり具をはさめず、薄っぺらいサンドウィッチが出来上がってしまいそうなのかもしれません。

 

そんな人に私からの提案なのですが、

 

ここはどうでしょう、

 

 

 

 

ピザトーストにしてみては?

 

 

 

あれ?意味わかりませんか?

 

大丈夫です。私の頭はおかしくなっていません。

 

つまりですね、私が何を言いたいかというと。

 

あと一年あるわけですから、最後の一年で沢山の思い出っていう具をのせることを考えるべきだってことなんですね。どうしたってもう今年は帰ってきませんから。

 

あ、ようやく分かってもらえましたか。良かったです。はい、頭はおかしくなってないです。

 

そのためにも2つ目に伝えたいことなんですけど、まず「行動」しましょう。

 

これから体育祭もあるし、行事だって受験だってある。

 

それを思い出深いものに出来るかどうかは君達が行動を起こせるかだと思うんですね。

 

「ちょっと委員長に立候補してみよう」

 

「いつもやらないけど、発言してみよう」

 

そうやって行動することが充実した学校生活につながるはずです。

 

だから、学校が何かを与えてくれるのかを待つんじゃなくて。良いものにしたかったら自分から行動を起こしましょうね。

 

そして最後になんですけど、これはさっきの「行動」ともかぶるんですけど、「失敗」を沢山してください。

 

みんな失敗がダサいとかカッコ悪いとか思ってますけど、それ違いますよ。

 

「失敗」って「行動を起こした証」ですからね。失敗してる人って行動を起こしてる人なんですよ。

 

だから沢山失敗したなって人ほど、実は思い出が残る筈ですし、少なからず失敗した経験を獲得することが出来るんですよね。

 

だから1番の失敗は失敗することじゃなくて「何も失敗しないこと」ですからね。

 

ということで、私からは3つの大事なこと、「感謝」「行動」「失敗」について話させてもらいました。

 

皆さんにとっての最後の一年が今年以上の年になることを祈ってます。

 

一年間、ありがとうございました。』