教員なので、テスト返したりするんですけど。
子ども達をみていると、どうしても「当たったかハズレたか」「どれぐらい点数が取れたか」で話題が終わってしまうんですね。
もうその点数は変わりようがありませんから、結果ばかり見ていてもプラスは何もありません。
(点数取れた子は自己有用感を感じられるとかはあると思いますけどね)
本来なら「どこでミスが出たか」「次失点しないようにどうするか」を考えないといけないわけですが、特に学力が低い子ほどそういう反省と改善が出来ないんですね。
結果的にいつも同じような結果をとっては悲しい思いをしています。
なので私はテスト返却時はノートを一冊用意させて、そこに
「自分の失敗はなんだったのか」
「間違えた要因は何か?」
をひたすら書かせるようにしています。
子ども達は、
・問題文をちゃんと読まなかった。
・指定されたキーワードを使わずに答えてしまった。
・漢字の勘違いをしていた。
などのことをどんどんノートに書いていきます。
そしてある程度書けた段階でこちらから付箋を渡し、特に自分のミスの傾向として顕著だと思うことを一枚の付箋にまとめる。
そして、それをノートの最初のページに貼っておき、テスト前に同じ事が起こっていないかを見返すように促しています。
これはスポーツ指導にも使えて、良いパフォーマンスが出せなかった時は、ダメだった理由を全て書かせておいて、ノートにストックしておきます。
そして試合前にはそれを見返させて、「前回(負け試合)と同じパターンになってないか?」を考えさせるのです。
よく言われる事ですが、
うまくいった時には理由がないこともありますが、上手くいかなかった時には必ず理由があるからです。
なのでその失敗という財産を無駄にしないようにする事が重要だと考えているわけですね。
これは大人にしてもそうで、私は仕事上での生徒指導上のミスやチームトラブルが起こった際にはそれをメモしておくようにしています。
こういう積み重ねがいざという時財産になるんじゃないかと思っているわけですね。
他にも自己を拡大して教員の不祥事や同僚のミスについてもメモをして少し心に留めておくと、いざという時のダメージが少ないのではないかと思って関心を向けるようにしています。
ま、偉そうに書いてるんですけど、妻への失敗は繰り返しまくってるんですけどね。(項目が多すぎますよ…)
ということで、今回は「失敗ノートをつけよう」というテーマについて書いてみました。
皆さんの参考になれば幸いです。
本日も読んでいただき、ありがとうございました!