この前うちの学校で体育祭がありましてね。
そこで勉強になったことを書いておきます。
今年の体育祭なんですが,コロナの影響で今年は例年一日やっているところが半日になりました。
さらには密を避けるために,声を出さないように応援はダンスで。
体が触れ合うような演目は禁止…なんていう感じの非常に簡略化された体育祭だったんですけどね。
しかしながら,
それでも体育祭が嫌な子っていうのはやっぱりいるんですよね。
運動が苦手だったり,走るのが嫌だったり,みんなと協力することが得意じゃなかったり。
運動が得意な子にとっては体育祭は活躍の場ですけど,そうでない子にとっては公開処刑みたいなところあるんですよ。
だから私が見ているクラスでも,一部の子が本当に嫌そうで。
体育祭前の一週間くらいからぽつりぽつりと欠席だったり見学するようになっていきましてね…。
こちらからも話をしたり,なんとか励ましたりしたんですけど,それでもやっぱり前向きになれないわけです。
まぁそれならそれで仕方ないかって私はそこ止まりだったんですけど,うちのボスはその辺凄くてですね。
学校はアンケートで誰が学校への満足度が低くて,学級への所属感が薄いかっていうのを把握したりしているんですけど。
そういう子に対してうちのボスはあらかじめ仕事を作ってそういう子達に割り振ったんですね。
例えば体育祭までの各チームの取り組みの様子を昼の放送で読んでもらったり。
写真係として,カメラを渡して撮影に回ってもらったり。
サポート係として高齢者の人を見つけたらすぐに椅子を出す役を任じたり。
そうやって一人一人に役割を与えることを全員にやっていった
んですね。
結果的に何ですが,不登校やなかなか学校に来れない子,運動が苦手な子など全校が体育祭になんかしらの形で関わったわけです。
これすごいなぁと思いました。このトップの姿勢。
自分の大事な生徒達を誰も置いてけぼりにしないという覚悟。それを見た気がしますね。
みんながみんなステージで主役を張るわけじゃないじゃないですか。
足場を組んだり,照明だったり,音響だったり,そういういろんな人たちの活躍でステージは完成するわけですよね。
そしてそうやって完成したものに関われたことが分かった子ども達はやっぱり達成感があるわけですよ。
当たり前のことですが,私はクラスだったり,部活だったりで全員に役割を与えられているのかっていうのをものすごく反省させられましたね。
そして私はそんなマクロな範囲でですが,うちのボスはそれを全校生徒にやってるわけですから,これを自分がやれないいい訳は出来ないなと思いました。
しかしながら,勉強になる毎日です。
日々精進。頑張ります。
読んでいただき,ありがとうございました!