教職者K

教育について考えるブログ。

優秀さとは何なのか。

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色んな人がいて,みんな一生懸命努力しているけど,その中で飛びぬけて優秀な人が世の中にはいるわけじゃないですか。

 

他の追随を許さない突き抜けちゃってる人。

 

うちのボスはそういう人だなって思いながら日々観察してるんですけど。

 

見ていてその「優秀さ」っていうものが具体的になんなのかが分かった気がしたので書いてみます。

 

私が思った「優秀さ」っていうのはですね。

 

課題が見つけられること

 

これだと思ったんですよ。

 

というのもですね,うちのボスはこの学校に来るときに「何の問題もありません」という引継ぎを受けて来ているわけですね。

 

そして働いている私からしても大きな問題は起こっていませんし,いたって落ち着いたいい学校だと思うんですけど。

 

でもボスは学校始まってからの一ヶ月でこの学校の「ここが問題だ」「この学校のここがおかしい!」「すぐに変えるべきだ」っていう発言をバンバン出してくるんですよ。

 

更に生徒についても,気になる生徒をピックアップして自分で資料ファイリングしてびっしりメモしてるんですけど。

 

それがまだ一ヶ月しか経ってないのに相当な数になってるんですね。

 

つまり,

 

他の人に見えない課題が,ボスには見えている

 

わけです。

 

これが優秀さの正体であり,より何かをよくしていくためにも必要な能力なんだなって思ったんです。解決はみんなで知恵を出せば出来るんですよ。でもそもそも課題があるって気づける人が少ないんです。

 

例えば私にしても,バレーボールに関して他のチームを見れば大体10個~20個はすぐにそのチームが抱えている課題が分かります。

 

じゃあサッカーについてそれが分かるかっていうと全然そんなこともなくて。

 

「あの子は足が遅い」「ボールが飛んでない」ぐらいのことしか言えないわけですね。

 

じゃあバレーについてなら何でも言えるかっていうとそうでもなくて,上のレベルとかになって全日本とかになったら私がもう選手たちの中に課題を見つけるってことは出来ないでしょう。

 

つまり、

 

課題を見つけることには解決すること以上に経験と知恵が必要

 

 

なんですね。

 

そこがいわゆる優秀さなのかなって思いました。

 

 

ニュータイプの時代

ニュータイプの時代

 

 現に私が去年読んだこの本にも

 

オールドタイプは「問題が与えられるのを待ち,正解を探す」のに対して,ニュータイプは「問題を探し,見出し,提起する」と書いてあるわけですね。

 

すでに問題の解決策は既出してしまっている世の中なので,課題そのものを見つけられることが大事だと。

 

そんな風に考えるとですね,私自身ツイッターでバズったものってのは問題提起してる時なんですよね。「おーい!みんなー!!ここに問題があるぞー!!」って言えた時。

 

ま,分かったところで出来るわけじゃないんですけどね。

 

でもそうやって課題を常に探す目ってのが大事なのかなと改めて感じたわけです。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!