教職者K

教育について考えるブログ。

サーブの上達法。

 

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もう完全に私の趣味全開みたいな話なんですけどね。

 

バレーボールにおけるサーブについて私の思うところを書いてみたいと思います。

 

 トスが大事

大体初心者の子っていうのはうまく打てない理由を「打ち方」の方に求めるんですけど,それはちょっと違っていて,本当に大事なのは「トス」の方なんですね。

 

トスが毎回同じようにさえ上がれば大体同じようにボールは飛ぶんですよ。

 

そして初心者の多くがトスが高すぎるんですよね。

 

ボーンと空中に高くあげて,ボーンと打つ感じ。

 

なんとなくそっちの方がボールが飛びそうな気がするんでしょうが,ボールを高く上げてしまうと,いろんな場所でボールが打ててしまうので,いつまでたってもボールが安定しません。

 

なので私は雑巾を地面に置いて,その上にボールがちゃんと落ちているか,まずトスの練習だけをしてもらいます。

 

そうやって同じ位置にトスを上げることが出来るようになれば,自然とサーブのボールが安定してくるわけですね。

最初は前から。

そうやってトスの練習をしてから打つと,子ども達はすぐにサーブが入るか試したがるのですが,それだとどうしてもボールを飛ばすためにせっかく練習したトスが大きくなったりしてしまって,フォームが固まってきません。

 

なので最初はコートの中から短い距離でサーブを打って,トスが低くても,力まなくてもボールが飛ぶポイントを探ってもらいます。

 

そこで打ち方を体に覚えさせてから少しずつ距離を伸ばしていくというのが一番上達が早いように思います。

普通のサーブ練習は打数が少ない

あとはやっぱり数を打つことが大事かなと思うんですが,一般的なサーブ練習と言うのは,案外打数が少ないんですね。

 

コートにボールをばらまいて,個人がボールを拾ってサーブを打つというのが一般的などこのチームもやっているサーブ練習なんですけど,よく観察していると五分間で10本くらいしか打たない子もいるわけです。

 

それに一回一回「打つ」→「ボールを拾いに行く」→「また打つ」を繰り返しますから,体がその間に感覚を忘れてしまって微調整できなかったりもするわけです。

 

(よく考えたら,ゴルフの打ちっぱなしで一回一回球拾いに行っていたら,時間の無駄ですし,フォームを体に覚えさせられないですよね。)

 

なので,私の練習では一般的なサーブ練習は一切やりません。

 

「打つ側」と「ボール拾い」に分けて,ボール拾いの子はひたすらボールを拾って打つ側に渡す。打つ側は規定本数を打つまで自動的に手元にボールが供給されるシステムにしているわけです。

 

そうやってまずは体にフォームを覚えさせることに専念してもらっているわけです。

飽きないようにバリエーションをつけて

それでもやっぱり同じことやってると飽きるので,目標物を置いたりしてバリエーションをつけます。

 

コートの角にパイプいすやマットを置いて狙わせるのもいいでしょうし,頂点が低いサーブの方が決まりやすいので,ネット上にゴムひもや的を用意してそこを狙ったりする。

 

飽きないようにそれぞれにポイントをつけて,ゲームにして競ったりするのもいいでしょう。(子ども達は結構喜んでやります)

6人でバリエーションをつける

試合見ていて面白いなと思うところなんですが,けして剛速球のサーブだけが効くわけじゃないんですよね。

 

強いサーブの後の,初心者のヒョロヒョロっていう力の無いサーブが効いたりする。

 

これは結局ストレートの後のチェンジアップが効くみたいな話で,相手のタイミングが崩れるんですよね。

 

だから狙えるのであればコートの6人がそれぞれ特徴のあるサーブを打てると効果的なんだと思います。

 

(回転かけるとか,ジャンプするとかいろんな種類がありますからね)

まとめ

最後になりますが,サーブと言うのはバレーボールにおいて「誰にも邪魔されずに出来る最初の攻撃」になるわけです。

 

なのでそこが安定してるっていうだけでもうかなり勝率が上がるんですよね。

 

身長が無くてスパイクが打てないチームなんかは絶対にこだわるべきポイントだと思います。

 

でも案外そこにこだわってるチームが少ない気がするので,私の考えるサーブのポイントについて書いてみました。

 

皆様の参考になれば幸いです。

 

本日も読んでいただき,ありがとうございました!