教職者K

教育について考えるブログ。

この夏一番の思い出。

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自己肯定感てすごく大切だなと改めて思うのである。

 

学校と言う場所には勉強というものに対してとてつもなく苦手意識があり,実際に点数が取れない子たちがいる。

 

そういう子達はテストが近づいてくると,なんとか休めないかを考え,実際に休んでしまったりするのである。

 

かと思えば同じように点数が取れないにも関わらず,そのことを全く気にしない子もいる。この違いはどこにあるのか。

 

私は考えたのだが,

 

根底にあるのは「点数がとれるかどうか」ではなく,自己肯定感

 

なのではないだろうか。点数が取れなくても自己肯定感が高ければやっていけるのである。

 

このことは人生のいろんな場面で言える。

 

あらゆる困難が起ころうとも,自己肯定感が高く,いつでも自分に満足していれば生きていける。このように自己肯定感とは生きていくうえで何よりも重要なものである。

 

先日も私自身がそんな自己肯定感を高める経験をしたので書いておきたいーーーーー。

 

 

suno200002000.hatenablog.com

 

我が娘はベビースイミングに通っているのである。

 

以前私が妻に代わって娘をプールに入れたところ,足を滑らせた娘はプールにドボン。

 

身動きがとれず,静かにプールに沈んでいく娘の姿は私の脳裏にもトラウマとして残っており,それ以来娘は私とは絶対にプールに入らなくなってしまった。

 

そんなスイミングなのだが,最近はコロナの影響もあり,しばらく休校。

 

最近ようやく再開したので,再挑戦してみたりもしたのだが,やはり娘は開始10分で泣き出し,残りの50分をプールサイドで座り続けるという修行僧のような時間を過ごしてきたわけである。

 

そんな私が今日も娘のプールにチャレンジしたのである。

 

しかし,これが調子がいい。スタートから娘の笑顔が見られるのである。

 

(いける,これはいけるぞ!!)

 

そう喜ぶ私。心の中でガッツポーズをし,コーチの指示通り「たかいたかい」から娘を水中にドボン。

 

これも笑顔でクリア。

 

(よし、いっいける!!!!)

 

娘の反応に大喜びの私は,そのままにらめっこ。これも大喜びの娘。

 

(おぉ、喜んでる~!!)

 

そのままなんと終了。初めて私は娘をプールに入れ続けることが出来たのである。

 

その後、年下の女性コーチから

 

「とうとうやりましたね、お父さん」

 

「今日は記念日です」

 

「安心して見ていられました」

 

というお褒めの言葉をいただいたのだった。ありがとう,コーチ!!!!!

 

これによって自己肯定感が爆上がりした私は家についても上機嫌だった。

 

妻に対しても聞いてもらいたくてたまらない。

 

私「知ってる?世の中には二種類の人間がいるんだ。」

 

私「プールに子どもを入れられない男と,入れられる男。」

 

私「ちなみに俺は後者ね」

 

私「あぁ、なんかお腹すいちゃったなぁ。やっぱりあれかなぁ…

 

プール入れたから

 

かなぁ…。やっぱりお腹すくよね,プール入れるとね。なんせ全部入れたもんね」

 

私「来週もプール行きたいなぁ。その間買い物でもしてきたら?」

 

とひたすら一人で喋っていた。

 

妻はそんな私にあきれているが,そんなことはどうだっていい。何故なら私は娘をプールに入れた男だからである。

 

このように,自己肯定感を得るには、小さな成功を積み重ねることが必要なのだろう。

 

そんなことが分かったお盆休みである。