備忘録として書いておくんですけど。
大阪・北海道の休校が決まって,うちの学校でも「これからどうなっちゃうんだろうね?」ぐらいの空気だったんですよ。
それが保護者からいきなり電話がかかって来まして「テレビで休校になるって字幕出てますけど,うちの学校どうなりますか?」っていう問い合わせで。
教員側としても
「え?何言ってんですか?」
ぐらいの感じだったんですよ。
つまり,現場は何も知らされてないわけですね。(文科省もびっくりだったらしいですけどね)
けど,これが事実だったわけです。
時間にして18‘00を過ぎており,すでに部活も終わってますから,もう何も木曜日の時点では対応が取れないわけです。
そのまま我々下っ端は指示を待つことになったわけです。
今日決定があったわけなんですが,感じたことをTwitterにこんなふうにまとめました。
色んな涙が学校で見られた一日だった。
— ゾウにまたがりバッタをとる。 (@sunostrism) 2020年2月28日
各種行事の中止を卒業生に伝える校長先生の涙。
それを知った卒業生達の涙。
そして、急にお別れとなったクラスの涙。
サヨナラは悲しいけど、それ以上に悲しいのは
「ちゃんとサヨナラが言えないこと」
何だなと思った日。
私自身、今日が「学級の終わり」だということを意識できなかったのだが、
— ゾウにまたがりバッタをとる。 (@sunostrism) 2020年2月28日
一番手のかかる子からは、号泣しながらこの一年のお礼を言われ、
そして、みんなが帰ってから黒板を見たら私へのメッセージが書かれていた。
担任冥利につきます。
私はこの仕事に就いて良かったと本気で思っていますよ。
今回のコロナの一件で分かったこと。
— ゾウにまたがりバッタをとる。 (@sunostrism) 2020年2月28日
「学校に子ども達が通っている」
この姿が希望そのものであるということ。
そして子ども達にも当たり前に学校に通って勉強が出来るということが、いかに貴重なことなのかが再確認できるはず。
せめてそう思ってくれる生徒が増えるといいな。
休校が終わった時に、
— ゾウにまたがりバッタをとる。 (@sunostrism) 2020年2月28日
「あんなに休む必要あった?」
「全然広まらなかったじゃんね」
「まじ暇だったわ。学校来てた方がいいよな」
そんな会話が飛び交ってるのが理想なんじゃないかと思う。
まずは命が大事。みんなと元気な姿で再開したいね。
まぁこれが当日感じたことですね。本当に。
私自身,子ども達の姿を見ていて,
「あ、これまで子ども達からエネルギー貰ってたんだな」
と再確認できた機会でもありましたね。やっぱり頑張る子ども達の姿って良いもんですよ。
最後に今日の読売新聞に載ってた文が良かったので引用しますけど。
「周りの大人の誰も経験したことのない1ヶ月を過ごすることになる。切りひらくのは君たちだ。」
これかっこいいなぁって思いましたね。
今年の卒業生達は
小学校入学の時には3.11を経験してますし、今回はコロナウィルスで卒業式がまともに出来ない
っていう義務教育の入り口と出口を珍しい形で迎えた世代なんですけど。
でも、是非今年の卒業生達には他の世代に出来なかった経験を自分の強みにして欲しいなって思ってますね。
さて、来週は縮小になり、ほとんど人は来ませんが、教員と卒業生だけによるミニ卒業式です。
「逆にこっちが良かった!」
って言われるぐらいのものを目指したいですね。
頑張りまーす!