どうもゾウにまたがりバッタをとる。(ほぼ毎日ブログを書く教師) (@sunostrism) on Twitterです。
仕事初めで学校に行ったら私が資料がどーんと置かれていまして…。
何でも4月から始まるキャリアパスポートなるものの担当者になってしまったようです。
全く分からないので少し調べてみましたので皆様と共有できたらと思います。
キャリアパスポートとは?
学校で始まる新しい取り組みです。
キャリア教育において子ども達のキャリア形成のために行う,学びのプロセスを振り返るポートフォリオ的な教材のことを指します。
一般的にキャリア・ パスポートと呼びますが都道府県や市町村・ 各校において独自の名称で呼ぶことが可能なようです。
つまり,うちの学校は担当が私なので私がとんでもない名前をつけてしまうことも理論上可能ということですね。
まぁようは「自分て何やりたいと思ってるのか,事あるごとに記録取って行こうよ」っていうことみたいです。
キャリアパスポートの意義
そもそもなんでそんな風にキャリア教育を記録に残していくことになったのかというと,
全国アンケートの結果
「アンケートやポートフォリオ等 の実施を全体計画に盛り込んでいる学校」ほど,「 生徒が自己の生き方や進路を真剣に考えている」
という結果が出たからみたいなんです。
つまり,将来についてしっかりと考えをもっているのかを定期的に問い, 記録をとっている学校ほど 生徒達が将来の目標や夢をもっているという結果だったから,みんなそれやろうってことですね。
(そりゃそうですよね,めっちゃ「将来の夢って何」って聞かれるんですから)
またキャリアは「 ある年齢になると自然に獲得されるものではなく, 発達を促すには外部からの働きかけが不可欠である」との考えから始まるようです。
つまりある意味でこれは,「夢を持たせる」ことが教員の仕事として明確に位置づけられた感があるわけです。
キャリアパスポートの特徴
その特徴をまとめます。
まず「教師はその記述に対話的に関わること」
とあります。
つまり,生徒達が書いたものに何かしらコメントを書くべきだということですね。
(教員がわの負担を考えてまずは線を引くでも良い, とされていました)
さらには出来れば地域や保護者を巻き込むような内容であることが良いと。(保護者からもコメントもらったり)
またキャリアパスポートは学年校種を超えて持ち上がるとのことで,小学校から高校まで同じものをもっていくようです。「健康の記録」とかに近い取り扱いかもしれません。
更にその内容については文科省が出しているものを参考にして都道府県・市町村・学校ごとに自由に決めていいということなので,かなり自由度の高いものになっているという印象です。
私見
正直これがどういうものになるのかは県・ 市町村や担当者による裁量がかなり大きいと思いました。
先行事例として既に始めている秋田の学校なんかはかなりオリジナリティのあるものを作っているようです。
内容自体はこれまでそれぞれの学校が取り組んできた「今学期の目標」みたいなものとさほど相違ないと思いますが,継続的にそれを記録していくとなると手間はあるでしょう。
同時に私が考えたのが,学校で生徒に夢をもたせることの意義です。
確かに私自身生徒と接していて「夢がない」という生徒をたくさん見るんですよ。
「夢がない」っていうのはある意味で現状に満足していて変化を望んでいない証拠ですよね。もしくは憧れがないか。
私途上国に居た時現地の人からめちゃくちゃ「日本に連れてってくれ!」って言われましたもん。夢だらけですよ,持たざる者は。
だからある意味で夢がない今の日本の子供たちっていうのは本当に贅沢な話だなと思うんですけど,それで人生楽しいのかね?とも思います。
なのでまぁやる以上子ども達が将来に対して何かしらの希望とか未来を描けるようなものになって欲しいなと思っております。
ということで私なりにキャリアパスポートについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
皆様の参考になれば幸いです。
本日も読んでくださり,ありがとうございました!