前回の続きです。
(先にこちらをご覧ください↓)
前回までに、
ゲームは子ども達を飽きさせないためにところどころに「驚きのデザイン」を入れている。
ということを書きました。
なので
これらの「驚きのデザイン」につながる「タブーのモチーフ」を授業に組み込めば,生徒達は飽きずに勉強できるのではないか
と私は考えているわけです。
なので今日は「タブーのモチーフを使ってどうやって驚きのデザインのある授業にするか」を考えてみたいと思います。
・性
ゲームで言えば「ぱふぱふ」がそうですが,人間は性的なもの,男女間の恋愛を匂わすものが大好きです。
(そういえば「ときめきメモリアル」なんてのも流行りましたね…ドラクエにも『どっちと結婚する?』みたいなイベントありましたし)
これを生かして,授業という真面目な場にもちょっと性の匂い…
というか,そんなニュアンスのあるものを取り込むことで生徒達の集中を持続できると思うのです。
一番簡単なのは,
男女の会話。
年頃の生徒達にとって授業内で男女ペアで話すような場というのはそれだけで生徒にとって「驚きのモチーフ」になっていると思うのです。
(特に好きな子と話せるなんてなったらもう1日ハッピーですよ)
さらに私が出会ったある小学校の先生は,
男女でのハイタッチや握手,円陣で男女が肩を組むなど,許される範囲での身体接触を積極的に学級経営に取り入れているとのことでした。
「パーソナルスペースに入れる人は仲間。だから身体接触を繰り返すだけでもクラスの仲は良くなっていく」
という理由でその先生は取り入れているようでしたが,
「驚きのでデザイン」という意味でも有効なんじゃないかと私は思っています。
・食
人間は食べることも大好きです。
モンスターハンターという大ヒットしたゲームでは,巨大なモンスターをハントするシーンだけでなく,そのハントしたモンスターを
調理して食べるシーン
が話題を集めていました。
それくらい人というのは食べることが好きなわけですね。また戦闘という緊張したゲームの連続の中で「食事をする」というのが「驚きのデザイン」になっているのかもしれません。
そこで私は授業内では,流れの中で積極的に食事の写真を提示します。
九州を取り扱う時なんかは,
もつ鍋やら,辛子蓮根やら,ラーメンなんかをずらずらと見せていくわけです。
「腹減ったー」「お腹減るんでやめてください」
なんて声が子ども達から上がりますが,内容が分からなくて突っ伏している子もそういう時は顔が上がるんですね。
どんな子も食事には興味がある
っていうのはあると思うんですよ。
さらに私は社会科なので,
世界の国々や,日本の都道府県について調べるシーンがあるのですが,かならず食べ物をおさえるようにしています。
言わずもがな,料理は生徒達が興味を持ちやすい題材だからです。
西アジアの人々がラクダを丸焼きにして食べていたりするシーンなんかを見せるとそれだけで大盛り上がりです。
さらには料理は地域の気候や文化的な特色が出やすい場面でもあるので,そこからいろんなところに派生していきます。
なのでこういった食べ物にまつわるものというのは写真だけでもいいから積極的に取り入れていきたいなと思っていますね。
(興味ない方すいません、しばらく続きます笑)