教職者K

教育について考えるブログ。

医師から学んだこと。

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母親とは子どもの成長に大きな責任を感じているものらしい。

 

 

先日帰省した時に、

 

私のいとこがうちの子と同い歳(一歳なりたて)の子どもを連れて来ていたのだが、

 

 

「うちは9ヶ月で卒乳した」

 

「今は離乳食だけ」

 

 

と言っていたのである。

 

それを聞いてからというものの、まだ絶賛授乳中のうちの妻は家に帰ってきてから落ち込み気味だったのである。

 

 

「まだおっぱいあげてるってダメなのかなぁ。」

 

「まだうちの子欲しがるんだけどなぁ」

 

「離乳食あんまり食べないし…」

 

「なんか置いてかれてる気分…」

 

とずっと言っているのである。

 

 

ここは旦那の出番、

 

 

と見た私は張り切って妻を慰めることにしたのである。

 

 

私からはこんな言葉をかけた。

 

 

 

「おい、一生おっぱい飲んでるやつ見たことあるか?」

 

「そんなやついねぇよな?」

 

「だからいつか勝手に飯食うようになんだよ」

 

「だから心配するだけ時間の無駄」

 

 

そう言ってあげたのである。

 

すると妻は、

 

 

 

「あんたは何も分かってない」

 

とまたしてもメスグマ化してしまうのだった。(←お前が悪い)

 

 

そんな中、先日は定期検診で、うちの子熊(娘)をつれて病院に行ってきたのだが、

 

この担当の先生がいい先生だったのである。

 

測定の結果、

 

 

うちの娘は基準よりも身長が小さく、体重が重いことが分かったのである。(←多分私に似た)

 

その数値を見てまたしても落ち込む妻。

 

しかし、先生はこう言ってくれたのである。

 

 

「これぐらい少しも問題ないですよ」

 

「いいじゃないですが、健康そうで」

 

「笑顔もかわいいなぁ。おぉ、よしよし」

 

といって笑いかけてくれる。

 

 

さらに授乳の件についても、

 

 

「よく、授乳は一年半くらいまでには必ずやめてくださいっていう先生もいますが、あれ嘘ですから。」

 

「暑い時期は脱水や栄養が取れないことの方が心配です。」

 

「だから授乳で水分取ることは大事です。それに本人が欲しがるならスキンシップの意味でも重要です。」

 

「だから大丈夫ですよ。お母さん間違ってません」

 

 

 

 

そう言ってくれたのである。

 

妻はホッとした顔をし、聞いている私も「いい先生だなぁ。」と思ってしまった。

 

 

この先生のどこが良かったのかを改めて振り返って考えてみたのだが、

 

それはきっと

 

 

自分達の子育てを肯定してくれたこと

 

なんじゃないかと思う。

 

私達も初めて親になり、自分のやり方が間違っていないか常に不安に感じながら子育てをしているのである。(特に妻は。)

 

多分厳密な先生からしたら甘いところももちろんあるのだろうが、まず肯定してもらえたことで心が軽くなるのを感じた。

 

 

そして同時に思ったのは、

 

「自分は教師として色んな親御さんの子育てを肯定してあげられているだろうか?」

 

ということなのである。

 

 

夏休み中の面談ではついつい親御さんに対して、

 

「ちゃんと起きてますか?」

 

「最近暑いですけど、ご飯食べてます?」

 

なんて聞いてしまっていたのだが、

 

人によっては

 

 

「ちゃんと起きてますか?(ちゃんと起こしてますか?」

 

「ご飯食べてます?(ちゃんとご飯作ってますか?)」

 

に聞こえてしまったかもしれない。

 

 

だから、もっと学校でいかにその子が素晴らしい働きをしているのかをたっぷり語れば良かったなぁと今は思うのである。

 

 

やっぱり人が頑張ろうと思える時というのは、否定された時より肯定される時だと私は思うのである。

 

 

そして子ども達の良さを語るためにはもっと子ども達をよく見ないといけないなぁと思う。

 

さて2学期も頑張りますか。

 

本日も読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

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